出口王仁三郎著作集

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出口王仁三郎著作集(でぐちおにさぶろうちょさくしゅう)は、昭和40年代に読売新聞社から出版された、王仁三郎の著作集。全5巻。

概要

題名 出口王仁三郎著作集
巻題 第一巻 神と人間
第二巻 変革と平和
第三巻 愛と美といのち
第四巻 出口直日選 十万歌集
第五巻 人間王仁三郎
編者 第一巻 村上重良
第二巻 安丸良夫
第三巻 出口栄二
第四巻 上山南洋(かみやま なんよう)
第五巻 上田正昭
発行日 第一巻 昭和47年(1972年)2月20日
第二巻 昭和48年(1973年)6月1日
第三巻 昭和48年(1973年)1月25日
第四巻 昭和47年(1972年)7月10日
第五巻 昭和48年(1973年)11月10日
発行所 読売新聞社
頁数 第一巻 498
第二巻 451
第三巻 438
第四巻 461
第五巻 481
定価 各巻とも 1,000円
ISBN-13
OBN 1953
備考

出版の経緯

出版の企画は読売新聞社から大本へ持ち込まれた。

昭和45年(1970年)秋、当時の読売新聞社図書出版部長が、大本の出口栄二に出版を申し出た。翌年(1971年)はちょうど王仁三郎の聖誕百年に当たるため大本教団でも出口王仁三郎全集を集大成する事業に着手していた。そのため著作集出版が決まった。[1]

目次

第一巻「神と人間」

  • p007/聖教本義 五(たまのいしずヘ 五)抄 〔写本 鈴木重夫所蔵〕
  • p025/いろは歌 〔初出:『神霊界』大正6年11月号〕
  • p035/たまのいしずゑ だい一のまき 抄 〔写本 細見睦順筆、大正15年9月、大本本部所蔵〕
  • p054/本教創世記 〔写本 成瀬勝勇筆、大正14年12月、大本本部所蔵〕
  • p162/御霊魂のことわけ(道の栞 第貳之巻下 抄) 〔写本 大本本部所蔵〕
  • p173/道之大本 七 〔初出:出口王仁三郎筆、明治38年3月、梅田伊都雄所蔵〕
  • p198/大本略義 〔写本 成瀬勝勇筆、大正14年3月、大本本部所蔵〕
  • p240/信仰の堕落 〔初出:『神霊界』大正6年2月号〕
  • p249/太古の神の因縁 〔初出:『神霊界』大正7年2月号〕
  • p254/国教樹立に就て 〔初出:『神霊界』大正7年3月1日号、4月15日号、5月1日号〕
  • p288/宗教の害毒 〔初出:『神霊界』大正7年7月15日号〕
  • p300/弥判の世に就いて 〔初出:『神霊界』大正9年9月21日号〕
  • p313/公認教と非公認教に就て 〔初出:『神霊界』大正9年9月21日号〕
  • 『霊界物語』 抄
    • p317/回顧録 〔初出:『神霊界』大正10年2月号、3月号〕
    • p351/国祖御隠退の御因縁 〔初出:霊界物語 1巻3篇22章〕
    • p356/安息日 〔初出:霊界物語 3巻12篇50章〕
    • p360/宇宙太元 〔初出:霊界物語 6巻1篇1章〕
    • p364/道すがら 〔初出:霊界物語 38巻1篇1章〕
    • p370/愛善信真 〔初出:霊界物語 48巻3篇10~14章〕
    • p413/善言美詞 〔初出:霊界物語 60巻4篇15、16、19章の抄出〕
  • p423/注
  • p465/解説 村上重良
  • p496/凡例

第二巻「変革と平和」

  • 第一部 思想形成
    • p008/筆のしづく 抄 〔写本 大本本部所蔵〕
    • p102/道の栞 抄 〔写本 大本本部所蔵〕
  • 第二部 社会批判の展開
    • p124/吾人の至誠 〔初出:『三丹新報』大正2年11月19日発行(第196号)、『出口王仁三郎全集』第1巻〕
    • p132/世界の縮図 〔初出:『神霊界』大正7年4月15日号・同年5月1日号、『出口王仁三郎全集』第2巻第5篇第3~7章〕
    • p151/現代の精神的堕落 〔初出:『敷島新報』大正5年1月20日発行(第21号)、『出口王仁三郎全集』〕
    • p155/大正維新に就て 〔初出:『神霊界』大正6年3月号〕
    • p180/宗教不要の理想へ 〔初出:『神の国』大正13年1月号〕
    • p185/吾人の現代観 〔初出:『神の国』大正13年3月25日号、霊界物語69巻巻頭言〕
    • p188/人類愛善の真義 〔初出:『神の国』大正15年5月号〕
    • p193/世紀末観 〔初出:『昭和青年』昭和7年4月号〕
    • p198/農村座談会 〔初出:『昭和青年』昭和7年9月号〕
    • p225/皇道経済我観 〔初出:『人類愛善新聞』昭和9年8月中下旬号・9月上旬号〕
    • p234/人類愛善の世界的使命 〔初出:『真如の光』昭和10年8月号〕
  • 第三部 『霊界物語』の思想
    • p242/大洪水 一 〔初出:霊界物語 6巻15章〕
    • p246/大気津姫の段 〔初出:霊界物語 11巻15~17章〕
    • p264/大祓祝詞解 〔初出:霊界物語 39巻附録〕
    • p291/守衛の囁 〔初出:霊界物語 44巻3章〕
    • p300/序 〔初出:霊界物語 47巻序〕
    • p302/震士震商 〔初出:霊界物語 47巻10章〕
    • p310/一心同体 〔初出:霊界物語 47巻18章〕
    • p322/愚恋 〔初出:霊界物語 54巻15章〕
    • p332/百円 〔初出:霊界物語 54巻16章〕
    • p344/宣伝使 〔初出:霊界物語 64巻上2章〕
    • p358/至聖団 〔初出:霊界物語 64巻上5章〕
    • p366/笑の座 〔初出:霊界物語 67巻4章〕
    • p377/衡平運動 〔初出:霊界物語 68巻3章〕
    • p388/擬侠心 〔初出:霊界物語 64巻下8章〕
  • p396/注
  • p414/解題
  • p419/解説 安丸良夫
  • p451/凡例

第三巻「愛と美といのち」

【注】

  1. 初出に『神の国』とあるものは、後に三鏡(水鏡、月鏡、玉鏡)に収録されている。
  2. 『神の国』に掲載されているが三鏡に収録されていないものは、「三鏡には収録されていない」と記した。
  3. 著作集における一つの題目が、複数の出典から構成されている場合もある。
  4. 「RMN」は霊界物語ネットへのリンク。


第四巻「出口直日選 十万歌集」

  • p002/序文 出口直日
  • p011/歌碑 抄
  • p021/歌集 花明山 抄 〔初出:第1歌集『花明山』〕
  • p137/歌集 彗星 抄 〔初出:第2歌集『彗星』〕
  • p167/歌集 霞の奥 抄 〔初出:第4歌集『霞の奥』〕
  • p205/歌集 白童子 抄 〔初出:第7歌集『白童子』〕
  • p261/歌集 公孫樹 抄 〔初出:第9歌集『公孫樹』〕
  • p275/歌集 山と海 抄 〔初出:第11歌集『山と海』〕
  • p297/歌集 明光 抄
  • p311/歌集 東の光 抄 〔初出:第5歌集『東の光』〕
  • p335/獄中回想歌 〔初出:第二次大本事件獄中回顧歌集『朝嵐』〕
  • p381/神声集
  • p401/秀歌評釈 上山南洋
  • p433/解説 上山南洋
  • p460/凡例

第五巻「人間王仁三郎」

  • 第一部 ─自叙 野に生きる─
    • 故郷の二十八年
      • p012/不幸の半生 〔初出:『神霊界』大正7年5月1日号〕
      • p015/生いたちの記 〔初出:『神霊界』大正10年2月号〕
      • p038/故山の夢 ─回顧歌集・抄 〔初出:『真如の光』に掲載された後、単行本『故山の夢』として発行された〕
      • p056/若き日の思い出 〔初出:『月光』昭和2年3月31日発行(第7号)〕
    • 救世のこころざし
      • p060/実説・本心 ─高熊山 〔初出:『このみち』大正5年6月10日発行(第3号)〕
      • p075/初陣 〔初出:『このみち』同上、『神霊界』大正10年1月号(「回顧録」の一部)、霊界物語37巻13~15章〕
      • p085/開祖との出会い 〔初出:『神霊界』大正6年10月号~4回にわたり連載、霊界物語37巻21~25章・38巻1~9章 (抄出)〕
      • p092/母のなげき 〔初出:同上〕
      • p102/迷信とのたたかい 〔初出:『神霊界』大正7年10~11月号、霊界物語38巻10~12章〕
      • p120/手向けの花 〔写本 湯浅斎次郎所蔵、「筆のしずく」第七の巻第八十六〕
      • p128/布教の記 〔初出:自筆 大本本部所蔵〕
      • p155/京都遊学 〔初出:[飛揚の一日]写本 大本本部所蔵 [試験の答案]阿刀弘文所蔵 [妻への思い]『直霊軍』明治42年3月10日(第2号)〕
      • p162/浮れある記 〔初出:『直霊軍』〕
    • 梅花ひらく
      • p164/大本教の活歴史 〔初出:大正2年10月15日発行のパンフレット『大本教開祖御伝記 第壱巻』〕
      • p187/世界の「王仁」へ 〔初出:入蒙記の抄出〕
      • p205/大正日日新聞 〔初出:『大本時報』大正9年8月15日号〕
      • p210/開教四十周年 〔初出:『真如の光』昭和7年2月15日号〕
    • 弾圧のあらし
      • p220/第一次弾圧 〔初出:歌集の抄出〕
      • p236/第二次弾圧 〔初出:『朝嵐』〕
  • 第二部 心境を語る
    • p249/怪物屋敷ノ探検 〔初出:自筆本〕
    • p255/邪禅語 〔初出:『神霊界』大正6年3月号~9月号の抄出〕
    • p267/王仁寓言 〔初出:『神霊界』大正6年12月号〕
    • p271/最後の一人 〔初出:霊界物語六十巻総説、『神の国』大正14年6月10日号〕
    • p274/海月と鮟鱇 〔初出:『東北日記』一の巻〕
    • p280/吾が輩は雪隠虫の成り上がりだ 〔初出:『東北日記』二の巻〕
    • p283/信教は自由 〔初出:『日月日記』三の巻・『庚午日記』七の巻〕
    • p286/嗚呼既成宗教 〔初出:『庚午日記』七の巻・「瑞祥新聞」昭和5年10月号〕
    • p290/宗教は酒の如し 〔初出:『神の国』昭和6年5月号〕
    • p297/時代に生きてはたらけ 〔初出:『真如の光』昭和6年2月15日号〕
    • p301/更生の年をむかえて 〔初出:『神の国』昭和10年11月号〕
    • p303/余は人である 〔初出:『神聖』昭和10年9月号〕
    • p307/新しい世をひらく 〔初出:『大阪朝日新聞』昭和20年12月30日 (吉岡発言)〕
  • 第三部 日記と書簡
    • p311/日記
    • p351/書簡
  • 第四部 歌譜心象
    • p377/新体詩歌
    • p381/新興短歌
    • p385/冠句・瑞句・狂句ほか
    • p392/漢詩
    • p395/狂歌
    • p413/王仁新輯辞典
  • p422/略年譜
  • p433/注
  • p457/解題
  • p469/解説
  • p481/凡例

月報

  • 第一巻
    • 王仁三郎を再評価する──〈対談〉松島栄一(東大史料編纂所長)、村上重良(龍谷大学講師)
  • 第二巻
    • 日本人の原精神性を探る──〈対談〉安丸良夫(一橋大学教授)、真継伸彦(作家)
  • 第三巻
    • 王仁三郎の〝耀盌顕現〟──〈対談〉加藤唐九郎(陶芸家)、出口栄二(大本斎司)
    • 異常性への模索──堀一郎(成城大学教授)
  • 第四巻
    • 歌人出口王仁三郎──前川佐美雄(歌人)
    • 出口王仁三郎と大宅壮一──青地晨(評論家)
    • 耀盌でお水を──岡部伊都子(随筆家)
  • 第五巻

脚注

  1. 愛善苑』昭和49年(1974年)5月号、15頁(大本ニュース)「出口王仁三郎著作集出版記念会」