佐倉姫

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

佐倉姫(さくらひめ)は、霊界物語に登場する人物。神国別命と共に、長白山の山腹に古くから鎮まる智仁勇兼備の神将で、国治立命の系統であり、木星の精が降って長白山に現れた。[1]

概要

主なエピソード

大八洲彦命言霊別命に命じて、長白山神国別命と佐倉姫を、地の高天原の部将として招致した。そのとき邪神の美山彦国照姫は、死海に沈んだ黒玉[2]を爆発させて、長白山の周囲に邪気を発生させた。この邪気は無数の病魔神に変じて、神国別命の神軍を苦しめた。この病魔は世界に広がり、ペストの病菌となった。佐倉姫は天の木星に向かって救援を請うと、木星から榊の枝が下ってきた。佐倉姫がこの榊葉を振ると、長白山の邪気は散ってロッキー山の方に向かって消滅した。〔第2巻第5章黒死病の由来#

脚注

  1. 第2巻第5章黒死病の由来#:「長白山の山腹に古くより鎮まります智仁勇兼備の神将に、神国別命、佐倉姫の二神人があつた。その麾下には豊春彦、猛虎彦ありて一切の神務を掌握し、八百万の神司を集めて天下の趨勢を観望し、鋭気を養ひ、潜勢力を備へて天使の来迎を待ちわびてゐた。この神人は国治立命の御系統にして、木星の精降つてここに顕はれたのである」
  2. 第1巻第50章死海の出現#