国代彦

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

国代彦(くによひこ)は、霊界物語の登場人物。

天山埴安の宮の宮司。「正義の神司」。妻は国代姫

第3巻第22章神前の審判#だけに出る。

エピソード

天山八頭神谷山彦に邪神が憑依し、八王神斎代彦を追い出して自らが八王神になろうと野心を起こした。埴安の宮の宮司・国代彦に、玉を盗めば自分は八王神となり、汝を八頭神にする、と誘い込む。国代彦は正義の神司だったが、それを承諾した。もし断れば身辺に危害が及ぶ可能性があるからだ。

国代彦は偽の玉を作り、祭典の際にそれを谷山彦に渡した。そして谷山彦の謀叛を暗示させる歌を歌う。その歌で謀叛を知った斎代彦は、谷山彦を免職し、国代彦を後任にしようとするが、国代彦は「谷山彦の悪行は悪霊の憑依によるもだ」としてそれを断る。斎代彦が審神をすると谷山彦から悪霊が脱け出し、再び八頭神の聖職に就くこととなった。

その他

国代彦の歌の中に「気をつけ守る国世彦」とあるが、「国代彦」の誤記か?

「国世彦」という人名は他には出ない。