お光

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

お光(おみつ)は、霊界物語に登場する人物。3人いる。

  1. 第20巻に登場するお光は、宗彦の元の妻。第20巻第5章親不知#お勝のセリフ中に名前が一度だけ出る。「どうだ是れから此肉体に先妻のお国に、お光お福お三お四つお市お高が同盟軍を作つて憑依して来るが、それでも其方はまだ未練があるか」
  2. 第21巻に登場するお光は、鬼娘。年齢は25~6歳で、角を生やしている。竜国別(竜若)が高城山へ進む途中、大谷山の山麓の岩ケ谷で遭遇した。もともとは人間で、高城山の近くに住むお竜の娘であり、竜国別の隣家なので二人は知り合いである[1]。お光は祖母の眉毛を剃っていたところ誤って顔を斬り、沢山の血が流れたので嘗めてみたら、生き血の味を覚えて、それから人間や獣の血が吸いたくなり、とうとう頭に角が生えて鬼娘になってしまった[2]。お光は竜国別の頭を石で打って、その傷口から血を吸い、このことを誰にも言うな、言ったら命を奪うと脅す。しかし竜国別は杢助玉治別らに話してしまう。第21巻の第11章・第12章・第16章に登場する。
  3. 第23巻に登場するお光は、普陀落山の麓の若彦の館の召使い[3]。第23巻の第2章・第3章に登場する。

脚注

  1. 第21巻第12章奇の女#:「高城山の近村に お竜が娘と生れたる お光の顔によく似たり お光は血汐を吸ひ終り 我顔じつと打ち眺め お前は隣の小父さまか」
  2. 第21巻第11章鬼娘#:「私は祖母さんの眉毛を剃つて居ました時、誤つて顔を斬り、沢山の血が出たので、驚いて嘗めて見たところ、それから生血の味をおぼえて、人間や獣の血が吸ひたくなり、到頭こんなに頭に角が生えて鬼娘になつて了つたのだ」
  3. 第23巻第2章副守囁#:「斯る処へ召使のお光と云ふ女、あわただしく走り来り」