魔窟ケ原

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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魔窟ケ原(まくつがはら)は、霊界物語に登場する野原。

(1) 特定の場所を指す固有名詞ではなく、魔が棲む洞窟がある野原、という意味の普通名詞。「魔窟原(まくつはら)」も同じ。【例】「このフル野ケ原は、妖怪変化の隠顕出没常ならざる、魔窟ケ原であるから」[1]

(2) 大江山の山麓にある野原。[2]

本項では(2)について解説する。


概要

  • 初出:[[{{#switch:16

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第16巻 }}第6章]]{{#if:石槍の雨|「石槍の雨」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z6|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=06|#default=6 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #

  • 魔窟ケ原にはウラナイ教黒姫の拠点がある。次に述べる地下の岩窟と衣懸松(きぬかけまつ)の小屋である。
    • 魔窟ケ原の衣懸松の傍らには高姫の隠れ家があったが、火事で焼けた後、同じ場所に仮小屋が建てられ[3]黒姫のアジトになった。
    • 高姫と黒姫は魔窟ケ原の地底に大岩窟を築いた[4]。高姫は秋山館冠島沓島の宝庫の鍵を盗んで如意宝珠の玉を呑み込んだ後、フサの国に逃げ帰ったが、それと入れ違いに黒姫がやって来て、この岩窟に居を定めた。

主なエピソード

第16巻

バラモン教鬼彦鬼雲彦の部下)たちは由良秋山館神素盞嗚大神秋山彦ら7人を捕まえた。駕籠に入れ、大江山の本城に帰る途中、魔窟ケ原で休憩していると、頭上の松の茂みから石の団子が雨のように降り注ぐ。そして駕籠から神素盞嗚大神らが出て来た(実は全員、鬼武彦の部下の白狐の変化)。秋山彦が宣伝歌を歌うと、鬼彦らは感謝の涙にむせて改心する。〔[[{{#switch:16 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第16巻 }}第6章]]{{#if:石槍の雨|「石槍の雨」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z6|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=06|#default=6 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #

ふと気づくと神素盞嗚大神らの姿は消えていなくなっていた。鬼彦らは鬼雲彦を改心させるため大江山の本城へ向かう。するとウラナイ教の高姫青彦が現れ、地底の岩窟へ誘われて、一行数百人が岩窟に下りて行くと、三五教の鬼武彦が入口に岩石を置いて蓋をしてしまった。〔[[{{#switch:16 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第16巻 }}第7章]]{{#if:空籠|「空籠」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z7|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=07|#default=7 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #

第17巻

魔窟ケ原の岩窟で黒姫高山彦は結婚式を挙げる。〔[[{{#switch:17 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第17巻 }}第7章]]{{#if:枯尾花|「枯尾花」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z7|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=07|#default=7 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #

脚注

  1. [[{{#switch:13 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第13巻 }}第7章]]{{#if:布留野原|「布留野原」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z7|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=07|#default=7 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #
  2. [[{{#switch:29 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第29巻 }}第8章]]{{#if:高姫慴伏|「高姫慴伏」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z8|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=08|#default=8 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「大江山の山麓魔窟ケ原に土窟を作り」
  3. [[{{#switch:16 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第16巻 }}第18章]]{{#if:遷宅婆|「遷宅婆」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z18|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=018|#default=18 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「悦子姫は宮川の渓流を溯り、険しき谷間を右に跳び、左に渉り漸くにして魔窟ケ原の中央に進み入り、衣懸松の傍に立ち止まり見れば、百日前に焼け失せたる高姫の隠家は又もや蔦葛を結び、新しく同じ場所に仮小屋が建てられありたり」
  4. [[{{#switch:18 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第18巻 }}第10章]]{{#if:赤面黒面|「赤面黒面」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z10|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=010|#default=10 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「前年高姫と共に築き置きたる地底の大岩窟に居を定め」、[[{{#switch:16 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第16巻 }}第8章]]{{#if:衣懸松|「衣懸松」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z8|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=08|#default=8 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:(青彦のセリフ)「彼奴(鬼武彦のこと)が恐さに、万一の時の用意と、此処に巌窟を掘つておいたのではなかつたのですか」