{{#if:第22巻|霊界物語第22巻の諸本相違点について記す。}}
霊界物語の諸本相違点とは、霊界物語刊本の諸本(初版、校定版、愛善世界社版など)の本文の相違点のことである。
- 諸本すべてをチェックしたわけではない。飯塚弘明が霊界物語ネットのデータ作成の過程において気がついた相違点をピックアップしたものである。霊界物語ネットは愛善世界社版を底本にしており、主に愛善世界社版と八幡書店版との相違点をピックアップしてある。全ての相違点ではなく、あくまでも気がついた点だけである。
- 八幡書店版の本文は校定版とほぼ同じである。また、王仁DBのデータは霊界物語ネットと同じである。
- 各諸本を次のように略す。 初…戦前の初版 再…戦前の再版(第二版のこと) 三…戦前の三版(四版以降も同様に略す) 御…聖師御校正本 普…普及版 校…校定版 修…修補版 八…八幡書店版(八幡版) 愛…愛善世界社版(愛世版) R…霊界物語ネット
- 最も基準にすべき原典は御校正本であり、それと他の諸本を比較すべきである。また、八幡版の底本は校定版である。しかし霊界物語ネットのデータ作成の段階では御校正本や校定版が入手できなかったため、やむを得ず、八幡版や愛世版を基準にして、御校正本や校定版を比較しているかのような書き方をしている場合もある。
- 天祥地瑞は最初から校正された状態で発刊されているため、御校正本というものは存在しない。戦前発行された初版と、戦後発行された版(再版以降)との比較になる。
- ストーリー上の矛盾や、意味の変更を伴うような重大な相違点については 【重大】 という表示を付けた。
- 「凡例」は八幡版には掲載されていない。校定版には「あとがき」として掲載されている。
八 |
p381 |
神政成就の神業を補佐し、
|
愛 |
p5 |
神政成就の神業を輔佐し、
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p384下 |
ここに国治立尊は天教山を出入口となし、
|
愛 |
p14 |
茲に国治立命は天教山を出入口となし、
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p284下 |
国治立尊と豊国姫尊の命に依り、
|
愛 |
p14 |
国治立命と豊国姫命の命に依り、
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p388上 |
知らぬ存ぜぬの一点張りで通さうと思つても、
|
愛 |
p22 |
知らぬ存ぜぬの一点張で貫き通さうと思つても、
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p413上 |
遇うてゐる。キリキリと白状いたせ』
|
愛 |
p89 |
遇うてゐる。サア、キリキリと白状致せ』
|
R |
|
愛世版と同じ
|
初 |
p142(第8章-700) |
蒼々した玉草の生えて居る池辺(ちへん)へ下した。
|
校 |
p109 |
青々した玉草の生えてゐる池辺(ちへん)へ下ろした。
|
八 |
p419上 |
校定版と同じ
|
愛 |
p106 |
青々した玉草の生えて居る地辺(ちへん)へ下した。(「地」は誤字)
|
R |
|
初版と同じ
|
初 |
p168(第9章-701) |
魔谷ケ岳の百足姫が館を指して進み行く。(百足姫は後に蜈蚣姫に訂正)
|
校 |
p130 |
魔谷ケ岳の蜈蚣姫が館を指して進み行く。
|
八 |
p426上 |
摩谷ケ岳の蜈蚣姫が館を指して進みゆく。(誤字)
|
愛 |
p125 |
「魔」
|
R |
|
「魔」
|
初 |
p177(第9章-701) |
金公始めて気が付き体を見れば、
|
校 |
p137 |
金助はじめて気がつき体を見れば、(この前後(p135,139)にも「金公」が出るが、ここだけ「金助」になっている)
|
八 |
p428下 |
校定版と同じ
|
愛 |
p132 |
初版と同じ
|
R |
|
初版と同じ
|
八 |
p430上 |
あなたの体を翼の中に入れて来たのですから、
|
愛 |
p136 |
貴女の体を翼の中に入れて来たのですから、
|
R |
|
|貴方《あなた》 (ほかにも多数あり)
|
八 |
p433上 |
サアこの婆の身はどうして下さる』
|
愛 |
p143 |
サア此婆の身を何うして下さる』
|
R |
|
愛世版と同じ
|
初 |
p215(第12章-704) |
無理難題を吹き掛け、手籠に致した奴であらうがな』
|
校 |
p163 |
無理難題を吹きかけ、手籠にいたさうとした奴であらうがな』
|
八 |
p438下 |
校定版と同じ
|
愛 |
p158 |
初版と同じ
|
R |
|
初版と同じ
|
初 |
p287(第16章-708) |
我々夫婦の者を立派な神様(かみさま)にしたててやらうと思召し下さいまして、
|
校 |
p218 |
吾々夫婦の者を立派な神使(かみ)にしたててやらうと思召し下さいまして、
|
八 |
p458上 |
校定版と同じ
|
愛 |
p210 |
吾々夫婦の者を立派な神様(かみさま)にしたててやらうと思召し下さいまして、
|
R |
|
初版と同じ
|
初 |
p301(第17章-709) |
国『ハイ私の今迄の教は、
|
校 |
p231 |
国依別『ハイ私の今までの心では、
|
八 |
p462下 |
校定版と同じ
|
愛 |
p223 |
初版と同じ
|
R |
|
【重大】初版と同じ (「教」では意味が通じないが、「心」でも少々おかしいので、「教」のままにしておく)
|
八 |
p467上 |
サツパリ腰が抜け、鷹鳥山もサツパリ駄目になり、
|
愛 |
p234 |
サツパリ腰は抜け、鷹鳥山もサツパリ駄目になり、
|
R |
|
愛世版と同じ
|
初 |
p377(第19章-711) |
桑名の徳蔵ならばイザ知らず、
|
校 |
p286 |
桑名の亀蔵ならばイザ知らず、(桑名の徳蔵とは歌舞伎の「桑名屋徳蔵入船物語」のことだと思うが「亀蔵」は誤字か?)
|
八 |
p483上 |
校定版と同じ
|
愛 |
p277 |
初版と同じ
|
R |
|
初版と同じ
|
初 |
p396(第20章-712) |
或る神命を帯びて稚桜姫命の神霊を祀り、
|
校 |
p299 |
ある神命を帯びて若桜姫命の神霊を祀り、(誤字)
|
八 |
p488下 |
校定版と同じ
|
愛 |
p291 |
初版と同じ
|
R |
|
初版と同じ
|
八 |
p488下 |
佐田彦、波留彦は言依別命の膝下にあつて、神業を補佐することとなつた。
|
愛 |
p292 |
佐田彦、波留彦は言依別命の膝下にあつて、神業を輔佐することとなつた。
|
R |
|
愛世版と同じ
|