霊界物語の諸本

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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霊界物語の諸本(れいかいものがたりのしょほん)とは、今までに刊行された霊界物語の様々な刊本のことである。

諸本

大正10年(1921年)に第1巻の初版が刊行されて以来、各社から次の本が発刊されている。

戦前の版
大正10年(1921年)12月30日に天声社から第1巻が刊行。以後、順次刊行し昭和4年(1929年)4月に第72巻が刊行された。天祥地瑞は昭和8年(1933年)11月に第73巻が、昭和9年(1934年)12月に第81巻が刊行された。第1巻は十版、第2巻は五版、第3巻以降は二版乃至四版出されている。初版はおおむね3000部以上発行されており、発行部数は第1巻は1万7千部~2万部、第2巻は1万部以上、第3巻以降は8千部乃至5千部の発行と推定されている[1]。 →詳細は「初版
抄出版
昭和24年(1949年)5月、大本が「愛善苑」として新出発した時代に瑞光社から、霊界物語を抄出した『霊界物語抄一』(第1~3巻の抄出)が刊行される。以後、『抄二』(第4~5巻の抄出)、『抄三』(第6~7巻の抄出)、『抄四』(第7~8巻の抄出)が刊行された。漢字は旧字体、仮名遣いは新仮名遣いである。 →詳細は「抄出版
瑞光社版
抄出版と同じような装丁で、昭和27年(1952年)に第47・48巻が、昭和28年から第9~25巻の、計19巻が、各巻ごとに刊行された。抄出版と同じく漢字は旧字体、仮名遣いは新仮名遣いである。(最初の第47巻は瑞光社から発刊されたので、オニペディアでは仮に瑞光社版と呼ぶことにする。ただし第48巻以降は社名変更によって発行元は「天声社」になっている) →詳細は「瑞光社版
普及版
昭和33年(1958年)3月から天声社が刊行。始めは第26巻から第72巻まで、その後に第1巻から第25巻まで(昭和35年3月)が発刊された。薄い冊子状で、レイアウトは上下二段組で、3巻1組の箱に入っている。仮名遣いは現代仮名遣いに変更されている。 →詳細は「普及版
校定版
昭和42年(1967年)8月から45年9月にかけて天声社から刊行された(天祥地瑞を除く)。仮名遣いは旧仮名遣い。天祥地瑞は昭和45年(1970年)から46年にかけて刊行された(ただし天祥地瑞は校定版とは呼ばない)。 →詳細は「校定版
修補版
昭和62年(1987年)9月から平成7年(1995年)にかけて天声社から刊行された。これは人権問題等に配慮してかなり文章の修正がなされている。天声社の現行版。 →詳細は「修補版

なお、天祥地瑞に関しては、普及版・校定版というものは存在しない[2]。昭和35年(1960年)から36年にかけて天声社から刊行されたものは「再版」と表記され、その後何回か版を重ねている。修補版は存在する。

八幡書店版
平成元年(1989年)3月から平成4年(1992年)12月にかけて八幡書店から刊行。天祥地瑞を含む全83冊を6冊ずつB5版サイズの本にまとめたものである。全14輯。バリエーションとして平成10年(1998年)に「電子ブック版」が、平成16年(2004)に「廉価版」が発売された。いずれも媒体や装丁が異なるだけで本文の文章に変化はない。 →詳細は「八幡書店版
愛善世界社版
平成4年(1992年)12月から平成22年(2010年)2月にかけて愛善世界社から天祥地瑞を除く74冊が刊行。文庫本サイズ。聖師校正本に一番忠実に編纂されていると思われる。 →詳細は「愛善世界社版
霊界物語ネット
平成15年(2003年)から平成18年にかけて飯塚弘明が電子テキスト化してインターネットで公開した。原則として第72巻までは愛善世界社版を底本として、天祥地瑞は天声社の戦後の版を底本としている。 →詳細は「霊界物語ネット

現在、新刊・古本・電子(ネット)を問わず容易に入手できるものは編集方針の違いで分類すると、次の3系統ある。

その他

  • 宗教法人愛善苑の機関誌『神の国』に、平成13年(2001年)8月号から霊界物語が毎号数章ずつ連載されている。編集方針には幾度か変遷があり、平成20年(2008年)11月号からは、聖師御校正本を底本として、漢字・仮名遣いは旧字体・旧仮名遣いのものが連載されている。令和5年(2023年)7月号には第18巻第9章が掲載されている。
  • 平成26年(2014年)12月、天祥地瑞の初版の復刻版が、みいづ舎から刊行された。全9巻。

脚注

  1. 大本七十年史 上巻』「発表の影響}}|&mka={{#if:|{{{3}}} }} }}{{#if:{{#if:|{{{4}}} }} |-{{#if:|{{{4}}} }} }}{{#if:{{#if:|{{{3}}} }}|#{{#if:|{{{3}}} }} }} #
  2. 天祥地瑞は最初から校正された形で発行されている。

関連項目