霊界物語の怪物

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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霊界物語の怪物では、霊界物語に登場する怪物、怪獣、妖怪等の変わった生き物で、名称が付けられていないものについて解説する。

第20巻

宗彦原彦田吾作の3人が三国ケ嶽を登る途中で、赤児に乳をふくませながら下って来る美女と遭遇した。

女は大きな臀をクレツと捲つて見せた。熊のやうな真黒の毛を一面に生し、見る見る間に上半身は純白となり、後半身は純黒の獣となつてガサリガサリと歩み出し、三間程行つてはギヨロツと後を向き、又三間程行つてはギロリツと振向き、幾十回とも無く繰返し乍ら山上目蒐けて登り行く。{{#if: [[{{#switch:20

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第28巻

球の島で日楯・月鉾を呑み込んだ大象のような怪物

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1丈(約3m)もある鹿のような枝角を頭に戴いた、大象のような大きな動物。鏡のような巨大な眼。大きな口。洗濯屋の張り板のような長く広い舌。大象の幾倍もあるような大きな背中。……「麒麟」のような姿か?

象が鼻で子供を巻くように、舌で日楯月鉾をペロペロと巻き、喉の中へ二人一緒に呑み込んでしまった。

ユリコ姫八千代姫照代姫の3人を、やはり舌で巻いて背中の上に乗せ上げる。向陽山を目がけてドシンドシンと地響きさせながら進んで行く。

日楯・月鉾の二人は、怪物の腹の中で、別に苦痛も感じず、暖かい湯の中に入ったような心地で、運命を惟神に任した。

轟々と水音が聞こえたかと思うと、辺りはパッと明るくなった。見ると二人はすでに向陽山麓の大谷川の激流を渡り、その岸辺に立っていた。三人の女は岸の彼方にいて、川を渡った二人を恨めしげに眺めていた。

ここでようやく無言の行が終わり、口を開いた。