小北山

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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小北山(こぎたやま)は、

(1) 霊界物語に登場する地名。坂照山にある、ウラナイ教の本山(神殿)のこと。

(2) 霊界物語第44巻第21章の章題。

本項では(1)について解説する。


概要

  • 初出:[[{{#switch:44

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第44巻 }}総説]]{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z0002|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=00002|#default=0002 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #[[{{#switch:44 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第44巻 }}第18章]]{{#if:一本橋|「一本橋」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z18|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=018|#default=18 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第45巻 }}第7章]]{{#if:相生の松|「相生の松」}}{{#if:|頁}}{{#if:a023|/a023 }}{{#if:a031|-a031 }}}}{{#switch:z7|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=07|#default=7 }}{{#if:{{#if:a023|a023 }}|&mka={{#if:a023|a023 }} }}{{#if:{{#if:a031 |a031 }} |-{{#if:a031 |a031 }} }}{{#if:{{#if:a023|a023 }}|#{{#if:a023|a023 }} }} #:「後に残りし魔我彦は 蠑螈別を教祖とし 北山村を後にして 坂照山に立こもり 茲に愈ウラナイの 教を再び開設し 小北の山の神殿と 称へて教を近国に 伝へ居るこそ雄々しけれ」</ref> <ref>[[{{#switch:49 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第49巻 }}第13章]]{{#if:胸の轟|「胸の轟」}}{{#if:|頁}}{{#if:a394|/a394 }}{{#if:a403|-a403 }}}}{{#switch:z13|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=013|#default=13 }}{{#if:{{#if:a394|a394 }}|&mka={{#if:a394|a394 }} }}{{#if:{{#if:a403 |a403 }} |-{{#if:a403 |a403 }} }}{{#if:{{#if:a394|a394 }}|#{{#if:a394|a394 }} }} #:「(魔我彦のセリフ)「実の所は貴女が三五教へお入信りになつてから、蠑螈別様が北山村を立退き、坂照山に貴女のお筆先を元として(略)小北山の神殿と称して、蠑螈別様が教主となり、私が副教主として活動してゐました」</ref>

  • 小北山とは山の名前ではなく、旧・本山が北山にあったので、それ対して新・本山を小北山と呼んでいるものと思われる。であるから坂照山を小北山に改称したのではなく「坂照山にある小北山神殿」と考えるのが正しいと思われる。ただし便宜的に坂照山自体を小北山と呼んでいると思われる箇所もある。
  • 小北山は浮木ケ原(うききがはら)の近くにある。<ref>[[{{#switch:44

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第44巻 }}第18章]]{{#if:一本橋|「一本橋」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z18|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=018|#default=18 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #で、松彦一行は浮木ケ原に向かう途中で、小北山に寄っている。また[[{{#switch:45 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第45巻 }}第20章]]{{#if:蛙行列|「蛙行列」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z20|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=020|#default=20 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #では、松彦一行は「小北山を後に眺めて浮木の森を指して足を早めた」とあり、両者は近隣にあると思われる。</ref> (浮木ケ原はフサと月の国境で、アフガニスタンである<ref>[[{{#switch:39 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第39巻 }}第13章]]{{#if:|「[[]]」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z13|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=013|#default=13 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「印度と波斯との国境 天地の神の御稜威をば アフガニスタンの大原野 浮木ケ原の森蔭に」</ref>)

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第44巻 }}第18章]]{{#if:一本橋|「一本橋」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z18|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=018|#default=18 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「『(略)不思議の事には小北山の神様にも十曜の紋がつけてありました』『さうして何といふ神様が祭つてあるのだ』『ハイ国治立命様とか承はりました』」</ref>

  • 小北山の神殿は、階段を200段ばかり登った上にある。<ref>[[{{#switch:44

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第44巻 }}第21章]]{{#if:小北山|「小北山」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z21|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=021|#default=21 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:松彦一行は大岩の傍で休憩をした後「一町(約109m)ばかり峻坂を登り、細い階段を二百ばかり刻みながらやうやく小北山神館の門口に着きける」</ref>

  • 小北山には様々な社がある。<ref>[[{{#switch:44

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第44巻 }}第21章]]{{#if:小北山|「小北山」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z21|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=021|#default=21 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #の爺(文助)のセリフに出て来る。</ref>

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第45巻 }}第1章]]{{#if:|「[[]]」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z1|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=01|#default=1 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #お寅のセリフ「小北山の山頂に石の宮様が三社祭つて厶いませう。そして右のお宮様にはユラリ彦命様、又の御名は末代日の王天の大神様と申します」</ref>

    • ウラナイ教の神観は三五教の神観をもじって作り上げた支離滅裂なものなので、必ずしもその名の神や人がいるわけではない。

主なエピソード

第44巻第21章(最後の章)から第46巻にかけてと、第51巻第1~6章、第52巻第7~11章で小北山が舞台となる。

  • 三五教の宣伝使・松姫は、錦の宮の教主・言依別命の特命により、小北山に潜入し、ウラナイ教の実権を握った<ref>[[{{#switch:45

|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第45巻 }}第5章]]{{#if:肱鉄|「肱鉄」}}{{#if:|頁}}{{#if:a079|/a079 }}{{#if:a080|-a080 }}}}{{#switch:z5|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=05|#default=5 }}{{#if:{{#if:a079|a079 }}|&mka={{#if:a079|a079 }} }}{{#if:{{#if:a080 |a080 }} |-{{#if:a080 |a080 }} }}{{#if:{{#if:a079|a079 }}|#{{#if:a079|a079 }} }} #:「松姫は千代と云ふ十二三の小娘を小間使として此処に引籠りウラナイ教の実権を握つて居る。表面からは蠑螈別が教祖なれど実力は此松姫にあつた。(略)松姫はもとウラナイ教の取次で高城山に教主をやつて居た剛の女である。(略)言依別命が特に松姫に命じウラナイ教に差遣はし、教理を根本的に改正せしめむとなし給うたのである。」</ref>。松彦(松姫の生き別れになった夫)が小北山にやって来たのを機に、夫婦力を合わせて小北山の改革に乗り出す。蠑螈別魔我彦は小北山から消え去り、松姫が教主となって宗教改革を行う。→詳細は「第45巻」「第46巻」を見よ

  • 祠の森を追われた高姫妖幻坊の杢助は、小北山の聖場を占領しようとたくらみ、教主の松姫を追放しようと工作する。しかし二人は社から出る霊光の打たれて逃げ出した。→詳細は「第51巻」を見よ

第64巻での小北山

第64巻上では、小北山は日出島高城山の峰続きにあり<ref>[[{{#switch:64a |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第64a巻 }}第19章]]{{#if:祭誤|「祭誤」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z19|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=019|#default=19 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「高城山の峰つづき、小北山の松林を切り開いて沢山な小宮やチヤーチを建てたルートバハーの脱走教があつた」</ref>、ユラリ教の聖場がある。麓を大井川が流れている<ref>[[{{#switch:64a |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第64a巻 }}第26章]]{{#if:置去|「置去」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z26|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=026|#default=26 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #お寅のセリフ「何とまあ汚い河だこと。ヨルダン河ヨルダン河と云ふからもつと広い河だと思つて居たのに、是では小北山の麓を流るる大井川の傍へもよれませぬよ。そして大井川の水は綺麗だが、この水とした事が話にも何にもなりませぬわ」</ref>。

[[{{#switch:64a |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第64a巻 }}第19章]]{{#if:祭誤|「祭誤」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z19|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=019|#default=19 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #[[{{#switch:64a |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第64a巻 }}第22章|第22章]]{{#if:妖行|「妖行」}}{{#if:|頁}}}}{{#switch:z22 |z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=022 |#default=22 }}{{#if:{{#if:|{{{3}}} }}|&mka={{#if:|{{{3}}} }} }}{{#if:{{#if:|{{{4}}} }} |-{{#if:|{{{4}}} }} }}{{#if:{{#if:|{{{3}}} }}|#{{#if:|{{{3}}} }} }} #で小北山のユラリ教が舞台となる。

その他

  • 小北山(こぎたやま)又もや山を伐(き)り開(ひら)き へぐれの仕組(しぐみ)初(はじ)めかけたり 〔『真如の光』昭和3年(1928年)3月15日号p2(王仁三郎の「歌日記」3月2日の項)〕

脚注

<references/>

関連項目