出口王仁三郎 帝国の時代のカリスマ
出口王仁三郎(でぐちおにさぶろう)(副題:帝国の時代のカリスマ)は、歴史学者のナンシー・K・ストーカー(Nancy Kinue Stalker)の著書。原題『Prophet Motive: Deguchi Onisaburō, Oomoto, and the Rise of a New Religion in Imperial Japan』(University of Hawaiʻi Press, 2008)の邦訳書。
王仁三郎を「カリスマ的宗教起業家」という視点からとらえている。
概要
題名 | 出口王仁三郎 |
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副題 | 帝国の時代のカリスマ |
著者 | ナンシー・K・ストーカー |
監訳 | 井上順孝(いのうえ のぶたか) |
訳 | 岩坂彰 |
発行日 | 平成21年(2009年)6月29日 |
発行所 | 原書房 |
頁数 | 380 |
定価 | 3,400円+税 |
ISBN-13 | 978-4562042920 |
OBN | 1791 |
備考 |
目次
- p001/序章
- p010/日本の新宗教
- p011/大本教の月次祭
- p018/カリスマと起業
- p024/本書の構成
- p031/第一章 出口王仁三郎 少年時代から大本教の指導者になるまで
- p040/少年時代──教育と天賦の才
- p044/労働と企業精神
- p048/文化的目覚めと霊的目覚め
- p054/大本教への入信
- p069/第二章 新国学 神話、政治、農本主義についての大本教の見解
- p075/皇道大本の設立
- p082/言霊
- p089/神話の多様な解釈
- p095/大正維新──政治、経済、社会における皇道大本の原理
- p105/新国学と西洋化への反対
- p113/第三章 大正心霊主義
- p117/心霊主義の世界的な高まり
- p121/日本にも広まった西洋の心霊主義
- p124/病気治しと新宗教
- p128/浅野和三郎と初めての全国誌
- p134/鎮魂帰神法──初期大本教拡大の原動力
- p146/第一次大本事件
- p148/再生──霊界への新たなアプローチ
- p161/第四章 自己顕示傾向 布教への視覚的新技術の利用
- p168/王仁三郎の芸術
- p176/宗教博覧会
- p193/大本教と映画
- p209/第五章 矛盾する国際主義? 世界の中の大本教
- p215/初期の反戦気運
- p217/王仁三郎の入蒙
- p225/世界宗教連合会
- p229/エスペラント語の推進
- p240/人類愛善会の設立
- p253/第六章 愛国主義への方向転換と第二次大本事件
- p259/大本教の愛国活動
- p271/第二次大本事件
- p283/終章 帝国時代の日本における国家、宗教、伝統
- p293/注
- p343/謝辞
- p345/監訳者解説 井上順孝
- p373/参考文献一覧
- p379/索引
外部リンク
- Stalker,Nancy Kinue - ハワイ大学マノア校