荒井峠
出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
概要
主なエピソード
第35巻第17~20章で、荒井峠が舞台となる。
黒姫は、徳公と久公を連れて、荒井峠を越え、熊襲の国から火の国の都に向かおうとしていた。頂上で休憩をしていると、男5人女1人の6人連れが登って来る。お互いに相手を山賊だと思い警戒し、会話が噛み合わない。徳公・久公が自分らを山賊のように見せかけていたが、黒姫が冗談を言うのをやめなさい、震えているではないか、と戒めたので、お互いに山賊でないことが分かり安心する。〔第35巻第17章「霧の海」#〕
黒姫一行3人は述懐を歌いながら荒井峠の西坂を下って行く。〔第35巻第18章「山下り」#〕
坂道がやや緩やかになった所で、清水で喉を潤していると、一人の男(常助)が現れ、女房(お常)の出産を助けてくれと頼む。黒姫が安産祈願をすると、なんと4人も子供が産まれた。実は彼らは狐だった。3人は荒井峠を西へ下って行く。〔第35巻第19章「狐の出産」#〕
3人は歩きながら述懐を歌う。久公は黒姫が狐の赤子を取り上げたため黒姫は銀毛八尾の狐ではないかと疑心暗鬼になっていたが、黒姫は「たとえ畜生でも助けてやるのが神の道」と歌って説いた。〔第35巻第20章「疑心暗狐」#〕
脚注
関連項目
- 荒井ケ嶽 - 第70巻に登場する。トルマン国にある。