岩ケ谷

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

岩ケ谷(いわがたに)は、霊界物語に登場する谷。津の国大谷山の山麓にある、ススキが生い茂った人の行ったことのないような草原。

第21巻第11章鬼娘#に1回だけ出る。

主なエピソード

第21巻第10章から第13章にかけて、高春山に高姫・黒姫の捜索に向かう竜国別の前に4人の女(乳呑み児を抱いた浪速の女、雪姫、鬼娘お光、里の娘お作)が現れて、神から試練を与えられるが、その一人、鬼娘のお光に遭遇する場所が「岩ケ谷」である。

竜国別が岩ケ谷を進むと、岩穴に矢で射貫かれた猪が死んでいた。すると岩穴の中から25~6歳の角を生やした女が出て来て、猪の死骸に取り付き血を吸い出す。その女は顔見知りのお光であった。お光は生血の味を覚えて人間や獣の血が吸いたくなって鬼娘になってしまったという。そして石で竜国別の額を打って、その傷口から血を吸う。竜国別は気分がスッキリした。それは血管を通っている悪霊を吸ってあげたからだとお光は言う。そして自分の所在を誰にも言わないと竜国別に約束をさせて、岩窟の中に姿を隠した。〔第21巻第11章鬼娘#

(ところが第21巻第16章約束履行#で竜国別は約束を破ってお光のことをしゃべってしまう)