八公
出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
八公(はちこう、やつこう)は、霊界物語に登場する人物。10人いる。
第11巻に登場する八公だけは「やつこう」と読み、他は全て「はちこう」と読む。何れも単に「八」と呼ばれる場合もある。
- 第7巻第30章「天狗の親玉」#に登場する八公は、熊襲の国から肥の国へ行く途中の谷底で、肥の国の八島別の城を築くため石運びをしている数十人人夫の一人。仲間の伝公と口論し、喧嘩となる。通りがかった日の出神に、肥の国の都まで案内してくれと頼まれる。
- 第7巻第38章「雲天焼」#に登場する八公は、杣人。日の出神一行が通りがかり、仲間の熊公(その正体は豊の国の大酋長・八十熊別)が豊の国の都へ案内することを申し出る。
- 第9巻第34章「森林の囁」#で、丙(間の国の春山彦の部下)の会話の中に、「八公」の名前だけが出る。丙の隣人。
- 第11巻に登場する八公(やつこう)は、ウラル教の捕り手。同僚に鴨公がいる。 →「八彦・鴨彦」を見よ
- 第12巻第25章「琴平丸」#で、琴平丸の乗客・乙の会話の中に、「八公」の名前だけが出る。乙の隣人。
- 第13~14巻に登場する八公は、ウラル教の捕り手。鷹掴の源五郎(ウラル教の大目付)の部下。第13巻第24章「大活躍」#と第14巻第3章「鷹彦還元」#だけに登場する。
- 第19巻第8大悟徹底章#に登場する八公は、高姫の部下。
- 第34~35巻に登場する八公は、武野村の侠客・虎公(→虎若彦)の子分。初出:第34巻第14章「落胆」#。ただし第34巻第9章「玉の黒点」#に、名前は出ていないがすでに登場していると思われる[1]。
- 第49巻第8章「スマート」#に登場する八公は、杢助の部下。同僚に六公がいる。前の章の第49巻第7章「剛胆娘」#では「六」と「八」と呼ばれている。初稚姫(杢助の娘)はイソ館を出発して月の国へ向かったが、二人は杢助に頼まれて、初稚姫を試すため後をつけた[2]。
- 第69巻第6章「背水会」#に登場する八公は、愛州(国愛別)の子分。
同音異字の人物
- 蜂公(はちこう)
脚注
- ↑ 第35巻第7章「乱舞」#:八公の回顧歌「武野の村の玉公が 親の代から伝へたる 水晶玉が如何してか 俄に黒く曇り出し 心をひそめて伺へば 筑紫の島に黒姫が 泥をば吐きに来よつたに てつきり違ひはないものと 大当外れの判断に 親方さまを頼み込み 無花果取るは表向き 高山峠を登り来る 黒姫司を捉まへて 改心ささねばならないと 新、久、八の三人も 親分さまの言ひ付で 嶮しき山をよぢ登り 峠の絶頂に車座と なつて白黒石卜を 初める時しも黒姫が てつきり此処にやつて来た」このシーンは第34巻第9章「玉の黒点」#である。
- ↑ 第49巻第7章「剛胆娘」#:赤鬼に化けた六公のセリフ「実は私は八、六と云ふ伊曽館の役員杢助と云ふ方の下僕です。実は姫様のお身の上を案じ、且つ試す積りで主人の命令をうけ此処迄来たもので厶います」