お民 (玉手姫)
この項目では、玉手姫の変名であるお民について説明しています。その他のお民については「お民 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
この項目では、お民と名乗った玉手姫について説明しています。その他の玉手姫については「玉手姫 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
お民(おたみ)は、霊界物語の登場人物。第55巻に登場する。本名は玉手姫(たまてひめ)。玉木村の豪農テームスの下女だが、実はビクトリヤ王の落胤。
概要
- 初出:第55巻第3章「万民」#
- テームス家の下女として登場する。
- 刹帝利(ビクトリヤ王)の落胤。母・皐月がビクトリヤ城へ奉公に行っていた時、刹帝利の手が掛かり妊娠した。刹帝利はお金を出して血沼の村の卓助と結婚させ、生まれたのが玉手姫である。[1]
- 玉手姫は両親(卓助・皐月)が亡くなった後、一人ぼっちとなり、そこら中を奉公して歩き、(テームス家に治国別一行が訪れる2~3日前に)テームス家に雇われた。正体を明かさず、お民と名乗っている。[2]
- 父(卓助)の死後、玉手姫は母(皐月)と二人で住んでいたが、バラモン教の軍人が家に押し入り、玉手姫と間違えて母を連れ去った。母は井戸に落とされ死んだ[3]。
主なエピソード
- 仕事(家事)について万公から小言を言われる〔第55巻第5章「飯の灰」#〕。また、アヅモスとアーシスからも小言を言われる〔第55巻第8章「放棄」#〕。
- テームス家の下男アーシスは、左守キュービットの落胤であったが、やはり正体を隠してテームス家で働いていた。お民とアーシスは互いに正体を明かす。〔第55巻第8章「放棄」#〕
- 二人は結婚する。シーナ(テームス家の番頭)とスミエル姫(テームスの長女)、万公とスガール姫(テームスの二女)、アーシスとお民の、三組合同の結婚式が行われた。〔第55巻第9章「三婚」#〕
- 三組の夫婦は新婚旅行を兼ね「玉の宮」へ参拝に行った[4]。その帰りにビクトリヤ城に挨拶に立ち寄る。そこでお民とアーシスは、父である刹帝利(ビクトリヤ王)、左守キュービットとそれぞれ涙の面会を果たした。〔第55巻第21章「嬉涙」#、第55巻比丘#〕