「霊界物語の諸本」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ページの作成:「'''霊界物語の諸本'''(れいかいものがたりのしょほん)とは、今までに刊行された霊界物語の様々な刊本の総称。 大正10年...」
 
 
(同じ利用者による、間の22版が非表示)
1行目: 1行目:
'''霊界物語の諸本'''(れいかいものがたりのしょほん)とは、今までに刊行された[[霊界物語]]の様々な刊本の総称。
'''霊界物語の諸本'''(れいかいものがたりのしょほん)とは、今までに刊行された[[霊界物語]]の様々な刊本のことである。


大正10年(1921年)に初版が刊行されて以来、各社から次の本が発刊されている。
== 諸本 ==
大正10年(1921年)に第1巻の初版が刊行されて以来、各社から次の本が発刊されている。


* 「[[初版]]」……大正10年(1921年)12月30日に天声社から第1巻が刊行。以後、順次刊行し昭和4年(1929年)4月に第72巻が刊行された。天祥地瑞は昭和8年(1933年)11月に第73巻が、昭和9年(1934年)12月に第81巻が刊行された。第1巻は十版、第2巻は五版、第3巻以降は二版乃至四版出されている。初版はおおむね3000部以上発行されており、発行部数は第1巻は1万7千部~2万部、第2巻は1万部以上、第3巻以降は8千部乃至5千部の発行と推定されている<ref>『大本七十年史 上』P679</ref>
;戦前の版
* 「[[抄出版]]」……昭和24年(1949年)5月、大本が「愛善苑」として新出発した時代に[[瑞光社]]から、霊界物語を抄出した『霊界物語抄一』(第1~3巻の抄出)が刊行される。以後、『抄二』(第4~5巻の抄出)、『抄三』(第6~7巻の抄出)、『抄四』(第7~8巻の抄出)が刊行された。
:大正10年(1921年)12月30日に[[天声社]]から第1巻が刊行。以後、順次刊行し昭和4年(1929年)4月に第72巻が刊行された。[[天祥地瑞]]は昭和8年(1933年)11月に第73巻が、昭和9年(1934年)12月に第81巻が刊行された。第1巻は十版、第2巻は五版、第3巻以降は二版乃至四版出されている。初版はおおむね3000部以上発行されており、発行部数は第1巻は1万7千部~2万部、第2巻は1万部以上、第3巻以降は8千部乃至5千部の発行と推定されている<ref>『[[大本七十年史]] 上巻』「{{obc|B195401c4132|発表の影響}}」</ref>。 →詳細は「[[初版 (霊界物語)|初版]]」
* 昭和28年(1953年)8月から、第9~25巻と第47・48巻の計19巻が各巻ごとに刊行された。(聖師校正本を底本にしているらしいが未確認。)
;[[抄出版]]
* 「[[普及版]]」……昭和33年(1958年)3月から刊行。始めは第26巻から第72巻まで、その後に第1巻から第25巻まで(昭和35年3月)が発刊された。薄い冊子状で、レイアウトは上下二段組で、3巻1組の箱に入っている。仮名遣いは現代仮名遣いに変更されている。
:昭和24年(1949年)5月、大本が「愛善苑」として新出発した時代に[[瑞光社]]から、霊界物語を抄出した『霊界物語抄一』(第1~3巻の抄出)が刊行される。以後、『抄二』(第4~5巻の抄出)、『抄三』(第6~7巻の抄出)、『抄四』(第7~8巻の抄出)が刊行された。漢字は旧字体、仮名遣いは新仮名遣いである。 →詳細は「[[抄出版]]」
* 「[[校定版]]」……昭和42年(1967年)8月から45年9月にかけて天声社から刊行された(天祥地瑞を除く)。仮名遣いは旧仮名遣い。
;[[瑞光社版]]
* 「[[修補版]]」……昭和62年(1987年)9月から平成7年(1995年)にかけて天声社から刊行された。これは人権問題等に配慮してかなり文章の修正がなされている。天声社の現行版。
:抄出版と同じような装丁で、昭和27年(1952年)に第47・48巻が、昭和28年から第9~25巻の、計19巻が、各巻ごとに刊行された。抄出版と同じく漢字は旧字体、仮名遣いは新仮名遣いである。(最初の第47巻は[[瑞光社]]から発刊されたので、オニペディアでは仮に瑞光社版と呼ぶことにする。ただし第48巻以降は社名変更によって発行元は「[[天声社]]」になっている) →詳細は「[[瑞光社版]]
* 「[[八幡書店版]]」……平成元年(1989年)3月から平成4年(1992年)12月にかけて八幡書店から刊行。全83冊を6冊づつB5版サイズの本にまとめたものである。全14分冊。バリエーションとして平成10年(1998年)に電子ブック版が、平成16年(2004)に廉価版が発売された。
;[[普及版]]
* 「[[愛善世界社版]]」……平成4年(1992年)12月から平成22年(2010年)2月にかけて愛善世界社が刊行。文庫本サイズ。聖師御校正本に一番忠実に編纂されていると思われる。
:昭和33年(1958年)3月から天声社が刊行。始めは第26巻から第72巻まで、その後に第1巻から第25巻まで(昭和35年3月)が発刊された。薄い冊子状で、レイアウトは上下二段組で、3巻1組の箱に入っている。仮名遣いは現代仮名遣いに変更されている。 →詳細は「[[普及版]]
* 「[[オニド版]]」「[[霊界物語ネット]]」……平成15年(2003年)から平成18年にかけて[[飯塚弘明]]が愛善世界社版をもとに電子テキスト化してインターネットで公開した。青空文庫形式のテキストファイルを「王仁三郎ドット・ジェイピー」で配布。またそれをもとにHTML化した「霊界物語ネット」も開設。
;[[校定版]]
:昭和42年(1967年)8月から45年9月にかけて天声社から刊行された(天祥地瑞を除く)。仮名遣いは旧仮名遣い。天祥地瑞は昭和45年(1970年)から46年にかけて刊行された(ただし天祥地瑞は校定版とは呼ばない)。 →詳細は「[[校定版]]
;[[修補版]]
:昭和62年(1987年)9月から平成7年(1995年)にかけて天声社から刊行された。これは人権問題等に配慮してかなり文章の修正がなされている。天声社の現行版。 →詳細は「[[修補版]]


[[Category:霊界物語の諸本|れいかいものがたりのしょほん]]
なお、天祥地瑞に関しては、普及版・校定版というものは存在しない<ref>天祥地瑞は最初から校正された形で発行されている。</ref>。昭和35年(1960年)から36年にかけて天声社から刊行されたものは「再版」と表記され、その後何回か版を重ねている。修補版は存在する。
 
;[[八幡書店版 (霊界物語)|八幡書店版]]
:平成元年(1989年)3月から平成4年(1992年)12月にかけて八幡書店から刊行。天祥地瑞を含む全83冊を6冊ずつB5版サイズの本にまとめたものである。全14輯。バリエーションとして平成10年(1998年)に「電子ブック版」が、平成16年(2004)に「廉価版」が発売された。いずれも媒体や装丁が異なるだけで本文の文章に変化はない。 →詳細は「[[八幡書店版 (霊界物語)|八幡書店版]]」
;[[愛善世界社版 (霊界物語)|愛善世界社版]]
:平成4年(1992年)12月から平成22年(2010年)2月にかけて愛善世界社から天祥地瑞を除く74冊が刊行。文庫本サイズ。聖師校正本に一番忠実に編纂されていると思われる。 →詳細は「[[愛善世界社版 (霊界物語)|愛善世界社版]]」
;[[霊界物語ネット]]
:平成15年(2003年)から平成18年にかけて[[飯塚弘明]]が電子テキスト化してインターネットで公開した。原則として第72巻までは愛善世界社版を底本として、天祥地瑞は天声社の戦後の版を底本としている。 →詳細は「[[霊界物語ネット]]」
 
現在、新刊・古本・電子(ネット)を問わず容易に入手できるものは編集方針の違いで分類すると、次の3系統ある。
* 天声社の「[[校定版]]」……[[八幡書店版 (霊界物語)|八幡書店版]]はこれを底本にしたもの。
* 天声社の「[[修補版]]」
* 「[[愛善世界社版 (霊界物語)|愛善世界社版]]」……[[霊界物語ネット]]はこれを底本にしたもの。
 
== その他 ==
 
* [[宗教法人愛善苑]]の機関誌『[[神の国]]』に、平成13年(2001年)8月号から霊界物語が毎号数章ずつ連載されている。編集方針には幾度か変遷があり、平成20年(2008年)11月号からは、聖師御校正本を底本として、漢字・仮名遣いは旧字体・旧仮名遣いのものが連載されている。令和5年(2023年)7月号には第18巻第9章が掲載されている。
* 平成26年(2014年)12月、[[天祥地瑞]]の初版の復刻版が、[[みいづ舎]]から刊行された。全9巻。
 
== 脚注 ==
<references/>
 
== 関連項目 ==
* [[霊界物語]]
* [[聖師御校正本]]
* [[大本神諭の諸本]]/[[大本神諭#大本神諭の刊本]]
* [[三鏡の諸本]]
 
[[Category:霊界物語の諸本|*]]

2024年4月15日 (月) 17:30時点における最新版

霊界物語の諸本(れいかいものがたりのしょほん)とは、今までに刊行された霊界物語の様々な刊本のことである。

諸本

大正10年(1921年)に第1巻の初版が刊行されて以来、各社から次の本が発刊されている。

戦前の版
大正10年(1921年)12月30日に天声社から第1巻が刊行。以後、順次刊行し昭和4年(1929年)4月に第72巻が刊行された。天祥地瑞は昭和8年(1933年)11月に第73巻が、昭和9年(1934年)12月に第81巻が刊行された。第1巻は十版、第2巻は五版、第3巻以降は二版乃至四版出されている。初版はおおむね3000部以上発行されており、発行部数は第1巻は1万7千部~2万部、第2巻は1万部以上、第3巻以降は8千部乃至5千部の発行と推定されている[1]。 →詳細は「初版
抄出版
昭和24年(1949年)5月、大本が「愛善苑」として新出発した時代に瑞光社から、霊界物語を抄出した『霊界物語抄一』(第1~3巻の抄出)が刊行される。以後、『抄二』(第4~5巻の抄出)、『抄三』(第6~7巻の抄出)、『抄四』(第7~8巻の抄出)が刊行された。漢字は旧字体、仮名遣いは新仮名遣いである。 →詳細は「抄出版
瑞光社版
抄出版と同じような装丁で、昭和27年(1952年)に第47・48巻が、昭和28年から第9~25巻の、計19巻が、各巻ごとに刊行された。抄出版と同じく漢字は旧字体、仮名遣いは新仮名遣いである。(最初の第47巻は瑞光社から発刊されたので、オニペディアでは仮に瑞光社版と呼ぶことにする。ただし第48巻以降は社名変更によって発行元は「天声社」になっている) →詳細は「瑞光社版
普及版
昭和33年(1958年)3月から天声社が刊行。始めは第26巻から第72巻まで、その後に第1巻から第25巻まで(昭和35年3月)が発刊された。薄い冊子状で、レイアウトは上下二段組で、3巻1組の箱に入っている。仮名遣いは現代仮名遣いに変更されている。 →詳細は「普及版
校定版
昭和42年(1967年)8月から45年9月にかけて天声社から刊行された(天祥地瑞を除く)。仮名遣いは旧仮名遣い。天祥地瑞は昭和45年(1970年)から46年にかけて刊行された(ただし天祥地瑞は校定版とは呼ばない)。 →詳細は「校定版
修補版
昭和62年(1987年)9月から平成7年(1995年)にかけて天声社から刊行された。これは人権問題等に配慮してかなり文章の修正がなされている。天声社の現行版。 →詳細は「修補版

なお、天祥地瑞に関しては、普及版・校定版というものは存在しない[2]。昭和35年(1960年)から36年にかけて天声社から刊行されたものは「再版」と表記され、その後何回か版を重ねている。修補版は存在する。

八幡書店版
平成元年(1989年)3月から平成4年(1992年)12月にかけて八幡書店から刊行。天祥地瑞を含む全83冊を6冊ずつB5版サイズの本にまとめたものである。全14輯。バリエーションとして平成10年(1998年)に「電子ブック版」が、平成16年(2004)に「廉価版」が発売された。いずれも媒体や装丁が異なるだけで本文の文章に変化はない。 →詳細は「八幡書店版
愛善世界社版
平成4年(1992年)12月から平成22年(2010年)2月にかけて愛善世界社から天祥地瑞を除く74冊が刊行。文庫本サイズ。聖師校正本に一番忠実に編纂されていると思われる。 →詳細は「愛善世界社版
霊界物語ネット
平成15年(2003年)から平成18年にかけて飯塚弘明が電子テキスト化してインターネットで公開した。原則として第72巻までは愛善世界社版を底本として、天祥地瑞は天声社の戦後の版を底本としている。 →詳細は「霊界物語ネット

現在、新刊・古本・電子(ネット)を問わず容易に入手できるものは編集方針の違いで分類すると、次の3系統ある。

その他

  • 宗教法人愛善苑の機関誌『神の国』に、平成13年(2001年)8月号から霊界物語が毎号数章ずつ連載されている。編集方針には幾度か変遷があり、平成20年(2008年)11月号からは、聖師御校正本を底本として、漢字・仮名遣いは旧字体・旧仮名遣いのものが連載されている。令和5年(2023年)7月号には第18巻第9章が掲載されている。
  • 平成26年(2014年)12月、天祥地瑞の初版の復刻版が、みいづ舎から刊行された。全9巻。

脚注

  1. 大本七十年史 上巻』「発表の影響}}|&mka={{#if:|{{{3}}} }} }}{{#if:{{#if:|{{{4}}} }} |-{{#if:|{{{4}}} }} }}{{#if:{{#if:|{{{3}}} }}|#{{#if:|{{{3}}} }} }} #
  2. 天祥地瑞は最初から校正された形で発行されている。

関連項目