「大正維新の真相」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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'''大正維新の真相'''(たいしょういしんのしんそう)は、[[浅野和三郎]]の著書。大正8年(1919年)発行。大半は書き下ろしだが、一部分は大正6年後半に『[[神霊界]]』で発表した旧稿を訂正したもの<ref>本書「緒言」p3</ref>。書名は「大正維新」の真相だが、[[王仁三郎]]が唱えた「[[大正維新論]]」の解説はほんの数行書いてあるだけ(p161)で、三千世界の立替え立直しを大正維新と捉えており、本書のほとんどは[[皇道大本]]の教えの解説になっている。
'''大正維新の真相'''(たいしょういしんのしんそう)は、[[浅野和三郎]]の著書。大正8年(1919年)発行。大半は書き下ろしだが、一部分は大正6年後半に『[[神霊界]]』で発表した旧稿([[#皇道大本概説]])を訂正したものである<ref>本書「緒言」p3</ref>。書名は「大正維新」の真相だが、[[王仁三郎]]が唱えた「[[大正維新論]]」の解説はほんの数行書いてあるだけ(p161)で、三千世界の立替え立直しを大正維新と捉えており、本書のほとんどは[[皇道大本]]の教えの解説になっている。


== 概要 ==
== 概要 ==
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** p266/(三)産土神
** p266/(三)産土神
** p274/(四)皇道大本信条
** p274/(四)皇道大本信条
== 皇道大本概説 ==
本書の土台になっている『[[神霊界]]』掲載の旧稿とは、大正6年(1917年)後半に「[[浅野和邇三郎]]」名で発表され7回に分けて連載された「皇道大本概説」である。
* 6月1日号p15-24:序言、一 宇宙の独一真神と其顕現、二 神人両界の創造
* 7月1日号p21-33:(三)神霊界の大主宰者、(四)現世界の大主宰者、(五)地球上の大中心
* 8月1日号p29-33:(六)神人合一 祭政一致
* 9月1日号p29-32:(七)天地間純一無二の大道
* 10月1日号p27-32:(八)地球の大守神、(九)世界の大教主
* 11月1日号p33-41:(十)大本神諭、(十一)皇典古事記
* 12月1日号p27-33:(十二)生前死後の審判、(十三)産土神
== 大本略義 ==
本書の第一章から第五章の(一)までは、[[出口王仁三郎]]の著述「大本略義」とほぼ同じ文章である。
「大本略義」は大正5年(1916年)9月に行われた講演の要旨を文章化したもので、大正8年(1919年)に大幅に加筆訂正されたものの、公刊はされず、写本によって教団内で読まれた<ref name="cyosakusyu_1_p478">『[[出口王仁三郎著作集]] 第一巻』巻末の、編者・村上重良による「解説」p478による。</ref>。それを本書に流用したようである。
「大本略義」は昭和32年(1957年)に抄出のタイプ印刷本が教団内の資料として少部数刊行された。昭和47年(1972年)に発行された『[[出口王仁三郎著作集]] 第一巻』に収録されたものが、完本が公刊された最初である。<ref name="cyosakusyu_1_p478" />
【目次】
* 序
* 大本の使命
* 真神
* 神と宇宙
* 霊力体
* 時間と空間
* 一元と二元
* 霊主体従
* 進左退右
* 天地剖判
* 顕幽の神称
* 幽の幽
* 幽の顕
* 理想の標準
* 厳瑞二霊


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* {{Pid|963121|大正維新の真相}}
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* {{obc|B195301c31|大本略義}}(出口王仁三郎著作集 第一巻) - 霊界物語ネット


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2022年4月16日 (土) 02:31時点における最新版

大正維新の真相(たいしょういしんのしんそう)は、浅野和三郎の著書。大正8年(1919年)発行。大半は書き下ろしだが、一部分は大正6年後半に『神霊界』で発表した旧稿(#皇道大本概説)を訂正したものである[1]。書名は「大正維新」の真相だが、王仁三郎が唱えた「大正維新論」の解説はほんの数行書いてあるだけ(p161)で、三千世界の立替え立直しを大正維新と捉えており、本書のほとんどは皇道大本の教えの解説になっている。

概要

題名 大正維新の真相
著者 浅野和三郎
発行日 大正8年(1919年)10月1日
発行所 大日本修斎会
頁数 278
定価 1円
OBN 1890
備考
  • 昭和57年(1982年)に発行された『大本史料集成 Ⅱ運動篇』p137~184に、本書の第四版(大正8年12月25日発行)を底本にしたものが収録されている。

目次

  • 緒言
  • 序説
    • p001/(一)世界の現状
    • p008/(二)日本の修学時代の終結
    • p014/(三)皇道大本の使命
  • 第一章 宇宙の独一真神
    • p017/(一)此神に対する理会の困難
    • p021/(二)此神と宇宙
    • p024/(三)霊力体の総本体
    • p027/(四)時間と空間
    • p029/(五)大正維新の真意義
  • 第二章 宇宙の根本的大原則
    • p037/(一)一元と二元との関係
    • p043/(二)霊主体従
    • p047/(三)進左退右
    • p051/(四)天地日月星辰の剖判
  • 第三章 造化の神界
    • p057/(一)一神にして同時に多神
    • p061/(二)顕幽の四階段
    • p067/(三)幽之幽神
  • 第四章 天の神界
    • p072/(一)幽之顕神
    • p081/(二)理想の標準
  • 第五章 地の神界
    • p093/(一)五彦神と三女神
    • p102/(二)世界各地の至祖神
    • p109/(三)元の活神と霊魂の神
  • 第六章 世界に於ける日本国と綾部
    • p118/(一)日本国と日本人
    • p131/(二)世界の神都
  • 第七章 皇道大本の出現と組織
    • p142/(一)大本教祖の神憑
    • p151/(二)大本教主の事業
    • p158/(三)大正維新と教祖教主
  • 第八章 天地惟神の大道
    • p162/(一)真信仰と実務
    • p172/(二)不完全なる在来の宗教哲学科学
  • 第九章 大本神諭
    • p182/(一)襤褸に包める宝珠
    • p190/(二)神諭の内容
    • p199/(三)神諭に対する臆説
  • 第十章 皇典古事記と言霊学
    • p204/(一)天下独歩の経典
    • p210/(二)古事記の内容
  • 第十一章 鎮魂帰神の神法
    • p222/(一)鎮魂の特長
    • p229/(二)四魂の運用
    • p234/(三)生きたる宮
    • p240/(四)正守護神と副守護神
    • p245/(五)鎮魂帰神法の大主眼
  • 第十二章 神罰天譴の降下
    • p249/(一)行詰りの現代
    • p257/(二)救はるべき身魂
    • p266/(三)産土神
    • p274/(四)皇道大本信条

皇道大本概説

本書の土台になっている『神霊界』掲載の旧稿とは、大正6年(1917年)後半に「浅野和邇三郎」名で発表され7回に分けて連載された「皇道大本概説」である。

  • 6月1日号p15-24:序言、一 宇宙の独一真神と其顕現、二 神人両界の創造
  • 7月1日号p21-33:(三)神霊界の大主宰者、(四)現世界の大主宰者、(五)地球上の大中心
  • 8月1日号p29-33:(六)神人合一 祭政一致
  • 9月1日号p29-32:(七)天地間純一無二の大道
  • 10月1日号p27-32:(八)地球の大守神、(九)世界の大教主
  • 11月1日号p33-41:(十)大本神諭、(十一)皇典古事記
  • 12月1日号p27-33:(十二)生前死後の審判、(十三)産土神

大本略義

本書の第一章から第五章の(一)までは、出口王仁三郎の著述「大本略義」とほぼ同じ文章である。

「大本略義」は大正5年(1916年)9月に行われた講演の要旨を文章化したもので、大正8年(1919年)に大幅に加筆訂正されたものの、公刊はされず、写本によって教団内で読まれた[2]。それを本書に流用したようである。

「大本略義」は昭和32年(1957年)に抄出のタイプ印刷本が教団内の資料として少部数刊行された。昭和47年(1972年)に発行された『出口王仁三郎著作集 第一巻』に収録されたものが、完本が公刊された最初である。[2]

【目次】

  • 大本の使命
  • 真神
  • 神と宇宙
  • 霊力体
  • 時間と空間
  • 一元と二元
  • 霊主体従
  • 進左退右
  • 天地剖判
  • 顕幽の神称
  • 幽の幽
  • 幽の顕
  • 理想の標準
  • 厳瑞二霊

外部リンク

脚注

  1. 本書「緒言」p3
  2. 2.0 2.1 出口王仁三郎著作集 第一巻』巻末の、編者・村上重良による「解説」p478による。