松浦の里

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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松浦の里(まつうらのさと)は、霊界物語に登場する村。シロの国にある。

概要

  • 別称:小糸の里(こいとのさと)
  • 表記ゆれ:松浦の郷、松浦の小糸の里、松浦の谷間小糸の里
  • 初出:[[{{#switch:36

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  • 第36巻だけに出る。
  • 「松浦」という谷間にあり、かつて友彦小糸姫が隠れ住んでいたため、「松浦の里」とか「小糸の里」と呼ばれる。(この「松浦の谷間」は「シロ山の谷間」とも呼ばれている[1][2]
  • 一方は深い谷間が南北に流れ、岩山の斜面に天然の大岩窟がある。この岩窟に行くには細い岩の間を飛び越えて渡らなくては行けない要害の場所である。友彦と小糸姫が草庵を結んだ場所はこの岩窟より4~5丁(4~500m)手前の平坦な地点であり、そこには細谷川が流れている。[3]

主なエピソード

  • 竜雲神地城を乗っ取られたため、サガレン王エームステーリスの主従3人は、松浦の里へ身を隠した。かつて友彦小糸姫が草庵を結んだ平地に俄作りの館を作り、部下に守らせ、自分は岩窟の中に深く入って作戦をめぐらしていた。テーリス、エームスは平地の館で部下を集めて武術を練り、竜雲討伐の準備をしていた。そこへ白髪異様の老人・無住居士(天目一箇神)が現れた。サガレン王がここに隠れていると聞いてやって来たという。そしてこの中に間者が紛れ込んでいると二人に忠告する。そして「サガレン王以上の尊き方が分からねば竜雲を討伐できない」と告げる。王と会って欲しいと頼むが、会う必要はない、と断る。そして「汝の心に潜む執着心と驕慢心と自負心を脱却し、惟神の正道に立ち返ればそれで十分だ」と言い捨てて去ってしまった。〔[[{{#switch:36

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  • サガレン王はテーリスから無住居士の話を聞くと「なるほど」と頷いて落涙する。そして今から武術の修練を全廃し、御魂磨きに取りかかることとなった。〔[[{{#switch:36

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  • サガレン王は岩窟に戻り、悔悟の歌を歌う。そこへ女宣伝使の宣伝歌が聞こえてきた。現れたのは君子姫清子姫だった。フサの国バラモン教に捕まり小舟で流されシロの島に漂着したが、サガレン王(大国別の子・国別彦)を救うために来たという。サガレン王と君子姫は胸襟を開いて提携し、神地の都の人々を言向け和すため、サガレン王を先頭に、宣伝歌を歌いながら都を指して進んで行く。〔[[{{#switch:36

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脚注

  1. [[{{#switch:24 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第24巻 }}第2章]]{{#if:唖呍|「唖呍」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z2|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=02|#default=2 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「セイロンの島に漕ぎつけ、奥深く進みシロ山の谷間に居を構へ、二人は暮す事となつた」
  2. [[{{#switch:36 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第36巻 }}総説]]{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z0002|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=00002|#default=0002 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「バラモン教の宣伝使友彦が、鬼熊別の愛女小糸姫と隠れ居たる松浦の里の岩窟に、サガレン王を尋ね」
  3. [[{{#switch:36 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第36巻 }}第12章]]{{#if:無住居士|「無住居士」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z12|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=012|#default=12 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「松浦の谷間小糸の里は、一方は千丈の深き谷間、南北に流れ、岩山の斜面に天然の大岩窟が穿たれてゐる。此岩窟に達せむとするには、細き岩の路を右左に飛び越え漸くにして渡り得る実に危険極まる場所である。一卒これを守れば万卒越ゆる能はずと云ふ天然的要害の地点である。かつてバラモン教の友彦が小糸姫と共に草庵を結び、教を開きゐたる場所は、此岩窟より四五丁手前の、極平坦な地点であつて、そこには細谷川が流れてゐる。 サガレン王は此平地に俄作りの館を結び、テーリス、エームスなどに守らしめ、自らは岩窟内深く入りて、回天の謀をめぐらしてゐた」