天皇機関説撃滅
天皇機関説撃滅(てんのうきかんせつげきめつ)は、林逸郎(はやし いつろう)の著書。一木喜徳郎・美濃部達吉の天皇機関説と、それに対する岡田啓介首相の態度を批判している。昭和10年3月11日に芝青年団会館で開かれた講演会の講演録。
概要
題名 | 天皇機関説撃滅 |
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副題 | 一木 美濃部 岡田学説の研究 付 美濃部達吉不敬事件告発状全文 |
著者 | 林逸郎 |
発行日 | 昭和10年(1935年)4月3日 同年4月15日 改訂再版 同年5月18日 改訂廿一版 |
発行所 | 昭和神聖会 |
頁数 | 62 |
定価 | 10銭 |
OBN | OBN:1015 |
- 昭和57年(1982年)に出版された『大本史料集成 Ⅱ運動篇』p879~899に第三版(昭和10年4月20日発行)が収録された。
目次
- p01/一、緒言
- p03/二、天皇機関説の発展過程
- p07/三、機関説輸入者は一木博士
- p09/四、同志の攻撃、実に二十年
- p12/五、政府狼狽の極に逹す
- p14/六、奇怪なる岡田首相の態度
- p16/七、機関説の何処が悪いか
- p18/八、日本法律の根本は宗教道徳
- p21/九、天皇の御為にのみ存在
- p24/十、これを不敬と云はずして何ぞ
- p27/十一、一木、美濃部は同一思想
- p29/十二、大逆此上なき君主空位説
- p32/十三、日本を荼毒したる最も大なるものはロンドン条約の締結
- p34/十四、国民一丸となつてこの凶逆思想を撃滅せよ
- p36/十五、結言
- p39/付 美濃部逹吉博士不敬事件告発状全文