平安石
平安石(へいあんせき)は、天恩郷にあった霊石。月照山の東方(瑞祥閣の前)に据えられていた。
病気治癒に霊験があり、王仁三郎は「平安石にお祈りをすれば、どんな病気も癒るが、取わけ眼病に一番効験が現はれるのである」[1]と述べている。
第二次大戦後は、月の輪台の中央に他の石と共に据えられた。[2] [3]
なお、但州別院や青森分院にも王仁三郎が「平安石」と命名した岩石があった[4]。
略年表
- 大正14年(1925年)4月15日、平安石を安置。
- 昭和元年(1926年)12月29日、平安石の後ろに平安観音を安置。
〔この年表は「大本年表」をもとに作成した(注記ある場合を除く)〕
脚注
- ↑ 水鏡「平安石と眼病」#
- ↑ 『新月の光』1242「月の輪台の御神体」:「大銀杏の下に大本事件のためにどんなハズミか十年間転がっていた、赤褐色の丸い石(嵯峨の奥の清滝からあがった)を見て聖師は「これが御神体だ。月の輪台にお祭りする」と申されたので、月宮殿跡整理中に出た月宮殿の御神体であった佐渡からあげられた赤玉石と、高天閣にあった山梨県からあがった水晶と、一緒に月の輪台に十曜に配された石の中央に、平安石を据えて、その上に御神体としてお祭りされた。」
- ↑ 『新月の光』1251「赤子岩と平安石と天拝石」:「赤子岩は平安観音様の前に、平安石は月の輪台の中央の現在の位置に聖師様の指図通りに据えられた」
- ↑ 『大本七十年史 下巻』「聖師の巡教と歌碑#」