テルナの里
テルナの里(てるなのさと)は、霊界物語に登場する村。台湾島にある。
第28巻第11章「木茄子」#と第12章「サワラの都」#だけに出る。
主なエピソード
日楯、月鉾、ユリコ姫の3人は琉球の南島(球の島)に渡るため、アーリス山より須安の山脈を通り、テルナの渓谷に着いた。木茄子をむしって空腹を満たして、その場で寝てしまう。
その日テルナの里では、バラモン教の大祭日で、祭典に供えるため里人が木茄子を取りに行くと、一本しかない木茄子を3人が全部むしって食べてしまっていた。
今日の大祭日には、本当は人間の犠牲を供えなくてはいけないが、酋長が大神にお願いし、人間の代わりに木茄子を供えていた。供えないと神の怒りに触れて、暴風雨や大洪水に苦しむことになる。
酋長ゼームスは3人を犠牲として供えようとし、日楯と月鉾に烈火の中を歩かせる。しかし天の数歌を唱えながら歩いたので、少しも火傷をしなかった。村人たちはその神力に肝を潰す。
ユリコ姫は酋長の俄妻として美しい衣装を着せられ酋長の隣りに立った。するとどこからか一塊の火光が飛んで来て爆発し、酋長の身体は空中に巻き上げられてしまった。
酋長は国魂神の竜世姫に生命を救われ、いろいろ訓戒を受けて改心し、3人に謝罪する。