お軽
お軽(おかる)は、霊界物語に登場する人物。2人いる。
- 第12巻序文#に登場するお軽は、仮名手本忠臣蔵の登場人物。「塩谷判官高貞の言語もあれば、高野師直、大星由良之介、大野九太夫、千崎弥五郎、早野勘平、お軽、大野定九郎、加古川本蔵、桃井若狭之介などの役者が各自に台詞を使ふのを」。<kb>お軽/勘平</kb>
- 第23巻に登場するお軽は、木山の里の常楠・お久夫婦の娘。駒彦(幼名・馬楠)の妹。家に泊まったバラモン教の宣伝使に扮した泥棒二人に殺された。常楠・お久のセリフの中だけに名前が出る。初出:第23巻第5章「親子奇遇」#。常楠夫婦が生き別れた息子である駒彦と再会する2~3日前に、二人の旅人を家に泊めたところ、その二人は金を奪い、お軽を殺して逃げた。その2人の盗賊は虻公・蜂公である。[1]
脚注
- ↑ 第23巻第5章「親子奇遇」#:婆(お久)のセリフ「此間もバラモン教の宣伝使ぢやとか云つて、老爺と婆アと娘と三人連れの所へ、二人の奴が泊り込み、夜の夜中を見済まして、此婆アや爺どのを柱にひつ括り、一人の娘を調裁坊に致し、年寄りの蓄めた金をスツクリふんだくり、終局にや娘を嬲殺しにして帰りやがつた」、「一人の妹娘は泥棒に二三日前生命を奪られ」、「お前の行方を探したさ、若いうちに夫婦が交る交る紀の国一面を歩いて見たが、どうしても行方が知れず、斯う年が寄つては歩く事も出来ぬので、人さへ見れば吾家に泊つて貰ひ、何かの手懸りもがなと、善根宿をして居つたのだ。さうした所がエライ泥棒を泊めて、妹の生命を取られて了うたのぢや」