更生日記

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更生日記(こうせいにっき)は、出口王仁三郎の昭和6年(1931年)の日記。和歌や随筆で綴られた日記の他、機関誌や新聞からの転載記事などで構成されている。書名は、この年、王仁三郎は数え年61歳となり「更生」の年を迎えたことに由来する[1]。全12巻。

全巻共通

  • 著者名は「月の家」(王仁三郎の雅号)。
  • 「編輯兼発行者」は綾部の「第一天声社」。
  • 「販売所」は亀岡の「第二天声社」。
    • 最後の「十二の巻」(昭和7年5月発行)は「編輯者 北村隆三」「印刷所 天声社」(住所は亀岡)になっている(翌年の『壬申日記』も同様)。これは昭和7年2月に綾部の第一天声社が亀岡の第二天声社に統合されたため。
  • 定価は頁数に関わらず各巻一円。
  • 巻名は「第○巻」ではなく「○の巻」と名づけられている。
  • 一ヶ月分の日記を一巻として出版されている。

一の巻

一の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)1月
発行日[2] 昭和6年(1931年)4月5日
頁数 343
期間中の大きな出来事 前年12月29日~1月30日、台湾巡教。
OBN 118901

二の巻

二の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)2月
発行日 昭和6年(1931年)4月20日
頁数 357
期間中の大きな出来事
OBN 118902

三の巻

三の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)3月
発行日 昭和6年(1931年)6月10日
頁数 487
期間中の大きな出来事 3月20日~4月16日、湯ケ島温泉に滞在。
OBN 118903

四の巻

四の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)4月
発行日 昭和6年(1931年)7月10日
頁数 458
期間中の大きな出来事
OBN 118904

五の巻

五の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)5月
発行日 昭和6年(1931年)7月31日
頁数 188
期間中の大きな出来事
OBN 118905

六の巻

六の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)6月
発行日 昭和6年(1931年)8月15日
頁数 212
期間中の大きな出来事
OBN 118906

七の巻

七の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)7月
発行日 昭和6年(1931年)9月28日
頁数 237
期間中の大きな出来事
OBN 118907

八の巻

八の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)8月
発行日 昭和6年(1931年)11月13日
頁数 422
期間中の大きな出来事 8月25日(旧7月12日)、更生祭。
OBN 118908

九の巻

九の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)9月
発行日 昭和6年(1931年)12月8日
頁数 268
期間中の大きな出来事
OBN 118909

十の巻

十の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)10月
発行日 昭和7年(1932年)1月28日
頁数 400
期間中の大きな出来事 9月30日~10月17日、東北・北海道巡教。
OBN 118910

十一の巻

十一の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)11月
発行日 昭和7年(1932年)1月31日
頁数 318
期間中の大きな出来事 11月16日、国常立尊の姿が現れている霊石が芦別山から到着。
OBN 118911

十二の巻

十二の巻
日記の期間 昭和6年(1931年)12月
発行日 昭和7年(1932年)5月20日[3]
頁数 336
期間中の大きな出来事
OBN 118912

脚注

  1. 王仁三郎は「還暦」という言葉を避け「更生」と呼んだ。
  2. 発行日は、調査した本の奥付が、印刷された日付を消して新たな日付が記されている場合があるため(検閲の関係か?)、『大本年表』に記された日付を優先して記した。他の巻も同じ。
  3. 同日に『壬申日記 一の巻』も発行されている。