霊界物語第48巻の諸本相違点
{{#if:第48巻|霊界物語第48巻の諸本相違点について記す。}}
霊界物語の諸本相違点とは、霊界物語刊本の諸本(初版、校定版、愛善世界社版など)の本文の相違点のことである。
- 諸本すべてをチェックしたわけではない。飯塚弘明が霊界物語ネットのデータ作成の過程において気がついた相違点をピックアップしたものである。霊界物語ネットは愛善世界社版を底本にしており、主に愛善世界社版と八幡書店版との相違点をピックアップしてある。全ての相違点ではなく、あくまでも気がついた点だけである。
- 八幡書店版の本文は校定版とほぼ同じである。また、王仁DBのデータは霊界物語ネットと同じである。
- 各諸本を次のように略す。 初…戦前の初版 再…戦前の再版(第二版のこと) 三…戦前の三版(四版以降も同様に略す) 御…聖師御校正本 普…普及版 校…校定版 修…修補版 八…八幡書店版(八幡版) 愛…愛善世界社版(愛世版) R…霊界物語ネット
- 最も基準にすべき原典は御校正本であり、それと他の諸本を比較すべきである。また、八幡版の底本は校定版である。しかし霊界物語ネットのデータ作成の段階では御校正本や校定版が入手できなかったため、やむを得ず、八幡版や愛世版を基準にして、御校正本や校定版を比較しているかのような書き方をしている場合もある。
- 天祥地瑞は最初から校正された状態で発刊されているため、御校正本というものは存在しない。戦前発行された初版と、戦後発行された版(再版以降)との比較になる。
- ストーリー上の矛盾や、意味の変更を伴うような重大な相違点については 【重大】 という表示を付けた。
第1~7章の口述日に混乱がある。
まず、初版・三版ともに次のようになっている。第3章から口述を始めたことになっているが、新暦と旧暦の対応が間違っており、この日付は信頼性に乏しい。特定の筆録者が間違っているというわけでもなく、印刷段階での誤植か? 新暦と旧暦の対応は、新1/12=旧11/26が正しい。
- 第1章 1/12 旧11/25 松村真澄 新旧の対応が間違っている
- 第2章 1/12 旧11/25 松村真澄 新旧の対応が間違っている
- 第3章 1/11 旧11/25 北村隆光
- 第4章 1/11 旧11/24 北村隆光 新旧の対応が間違っている
- 第5章 1/11 旧11/25 加藤明子
- 第6章 1/11 旧11/25 加藤明子
- 第7章 1/11 旧11/25 松村真澄
- 第8章 1/13 旧11/27 松村真澄
- 第20章(最後の章) 1/14 旧11/28 加藤明子
普及版は、基本的に戦前の版を踏襲しているが、第4章の旧暦だけが何故か正しい日付になっている。
- 第1章 1/12 旧11/25 新旧の対応が間違っている
- 第2章 1/12 旧11/25 新旧の対応が間違っている
- 第3章 1/11 旧11/25
- 第4章 1/11 旧11/25
- 第5章 1/11 旧11/25
- 第6章 1/11 旧11/25
- 第7章 1/11 旧11/25
- 第8章 1/13 旧11/27
- 第20章 1/14 旧11/28
校定版は次のように1/11が全て1/12に修正されている。新暦と旧暦の対応も全て正しく直されている。総説の末尾に「本巻は三日間にして口述筆記せり」と書いてあるため、1/12~14の3日間で書いたものと判断したようである。
愛世版も校定版と同じになっている。(愛世版p303追注に、この問題に関する注記あり)
- 第1章 1/12 旧11/26
- 第2章 1/12 旧11/26
- 第3章 1/12 旧11/26
- 第4章 1/12 旧11/26
- 第5章 1/12 旧11/26
- 第6章 1/12 旧11/26
- 第7章 1/12 旧11/26
- 第8章 1/13 旧11/27
- 第20章 1/14 旧11/28
八幡版も、基本的には校定版と同じだが、何故か第3章だけが1/11になっている。
- 第1章 1/12 旧11/26
- 第2章 1/12 旧11/26
- 第3章 1/11 旧11/25 これだけ1/11
- 第4章 1/12 旧11/26
- 第5章 1/12 旧11/26
- 第6章 1/12 旧11/26
- 第7章 1/12 旧11/26
- 第8章 1/13 旧11/27
- 第20章 1/14 旧11/28
霊界物語ネットでは、校定版・愛世版と同じにした。(ただし2020/5/20までは第3章だけ八幡版と同じく1/11になっていた)
八 | p590下 | 真の真を覚るべき糸口を捕足せなくては、 |
愛 | p10 | 真の真を覚るべき糸口を捕捉せなくては、 |
R | 愛世版と同じ |
初 | p13(第1章) | 顔面(がんめん)は神格の内分一切に相応するものである。 |
三 | p12 | 「額面(がくめん)」 |
校 | p15 | 三版と同じ「額面」 |
八 | p592下 | 三版と同じ「額面」 |
愛 | p15 | 初版と同じ「顔面」 |
R | 【重大】初版と同じ「顔面」(愛世版p303追注に、これに関する注記あり) |
八 | p597下 | 何だか変てこになつてきたぢやないか。 |
愛 | p27 | 何だか変挺(へんてこ)になつて来たぢやないか。 |
R | 変梃 |
八 | p601上 | 昼狐を迫出したやうな顔をして、 |
愛 | p36 | 昼狐を追出したやうな顔をして、 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p613上 | 軍備不必要論者です、武備徹廃論者ですよ |
愛 | p69 | 軍備不必要論者です、武備撤廃論者ですよ |
R | 愛世版と同じ |
初 | p139(第8章) | 天国地獄行の審判をなさる様に考へてをります』 |
校 | p121 | 天国地国行きの審判をなさるやうに考へてをります』 |
八 | p631下 | 校定版と同じ |
愛 | p117 | 初版と同じ |
R | 初版と同じ |
八 | p682上 | 勿論それ以前に、三五教の大神の祭り、 |
愛 | p252 | 勿論それ以前に、三五教の大神を祭り、 |
R | 愛世版と同じ |