国照姫 (曖昧さ回避)
国照姫(くにてるひめ)は、霊界物語に登場する人物。4人いる。
- 真の国照姫。正神である美山彦の妻。邪神の棒振彦・高虎姫が、美山彦・国照姫の名前を偽称したため、真の美山彦・国照姫は仕方なく言霊別・言霊姫と改名した[1]。この真の国照姫はほとんどが改名後の「言霊姫」の名で記されており、本来の名である「国照姫」で記されることはほぼ無く、偽の国照姫と混同することはない。 →「言霊姫」
- 偽の国照姫。邪神の高虎姫が偽称した偽者。偽の美山彦(棒振彦が偽称)の妻。常世姫の部下[2]。木常姫の再来[3]。大洪水後、アーメニヤの神都で、美山彦・国照姫はウラル彦・ウラル姫と称して都を死守した[4](真のウラル彦・ウラル姫の部下として、ボスの名を仮に名乗ったということ)。第2巻から第13巻までに出る「国照姫」は、ほぼ全てがこの偽の国照姫のことである。 →「美山彦・国照姫 (棒振彦・木常姫)」
- 国直姫命の別名。国祖隠退後、天教山に神人が集められ宣伝神として活動するようになったが、国直姫命は「国照姫神」と改名したことが記されている[5]。ただし実際の活動は記されていない。第44巻・第49巻で五十子姫に懸った「国照姫命」[6]は、この国直姫命のことだと思われる。 →「国直姫命」
- 入蒙記に記された「国照姫」は、大本開祖出口直のこと。入蒙記第1章「水火訓」#と第2章「神示の経綸」#だけに出る。 →「出口直」
脚注
- ↑ 第2巻第5章「黒死病の由来」#:「死海の悪霊となりし竹熊、木常姫は、再生して棒振彦、高虎姫と化り(略)神界に声望高き美山彦命、国照姫の神名を偽り(略)茲に美山彦命は諸神司の正邪去就の判別に迷はされむことを慮り、稚桜姫命の神命を奉じて言霊別命と改名し(略)また国照姫も言霊姫と改名されることになつた」
- ↑ 第3巻第45章「猿猴と渋柿」#:「待ちまうけたる常世姫の部下、国照姫、杵築姫は」
- ↑ 第8巻第16章「霊縛」#:「昼夜苦労を致した木常姫の再来、国照姫であるぞよ」
- ↑ 第12巻第27章「航空船」#:「茲にアーメニヤの神都には、表面美山彦はウラル彦命と称し、国照姫はウラル姫命と称して虚勢を張り、数多の魔神を集めてこの都を死守し、黄泉島と相待つて回天の事業を起さむと企て居たりき」
- ↑ 第5巻第18章「宣伝使」#:「国直姫命(一名国照姫神)」
- ↑ 第44巻第6章「山下り」#:「五十子姫は口を切つて、 『我は国照姫の命なり」、第49巻第5章「復命」#:「五十子姫は忽ち神懸状態となつた。かからせ玉ふ神は国照姫命なりけり」
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