惟人

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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惟人(ひとながら)、人ながらは、惟神に対する言葉で、自分の努力や智慧や苦労によって物事が成し遂げられるというような考えのこと。

お寅婆アさまは恵の雨は天より降るものだといふことを自覚した。そして魔我彦は、自分の知慧や力や考察力や苦労の結果で、自分の身体から自由自在に雨を降らし得るものと考へてゐた。ここに惟神と人ながらの区別のつく所以である。如何なる聖人君子智者勇者といへども、天の御恵なくしては、到底救はるることは出来ない。広大無辺の天然力即ち神の御威光によらなくては、地上一切の事は何一つ思ひのままに出来るものでない。吾頭に生えた髪の毛一筋だも、或は黒くし、或は白くし得る力のない人間だ。この真理を理解して始めて宇宙の真相が悟り得るのである。これがいはゆる惟神であり、魔我彦が最善と思惟して採つたやり方は即ち人ながらであつて、神の御目より見給ふ時は慢心といふことになるのである。{{#if:[[{{#switch:46 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第46巻

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