鬼の懸橋

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

鬼の懸橋(おにのかけはし)は、霊界物語に登場する橋。津の国神智地山の入口にある。

概要

  • 第21巻第2章夢の懸橋#第3章月休殿#だけに出る。
  • 谷から谷へ架け渡された一本の岩の橋で、自然に造られたもの。ここを通らないと高春山に進むことはできない。幾百丈(数百メートル)もある山の頂きに架け渡された石橋。[1]

主なエピソード

アルプス教鷹依姫を言向け和すため、竜国別玉治別国依別の3人は高春山に向かって進んでいた。玉治別が鬼の懸橋を渡っていると、中ほどから石橋が折れて、橋と共に深い谷間に転落し、谷川にドブンと落ち込んでしまう。竜国別と国依別は川下に下りて玉治別を捜索すると、あんな高所から落ちたのにもかかわらず、玉治別は怪我もせず生きていた。──ふと目を醒ますと、3人は夜中に夢を見ていたのであった。〔第21巻第2章夢の懸橋#

脚注

  1. 第21巻第2章夢の懸橋#:「此処は神智地山の入口、アルプス教の鷹依姫の勢力範囲として居る十里四方の入口である。鬼の懸橋と云つて、谷から谷へ天然に架け渡された一本の岩の橋がある。此処を通らねば何うしても高春山へ進む事が出来ない嶮要の地である」「幾百丈とも知れぬ山の頂きに天然に架け渡された石橋、眼下を流るる谷川の水は淙々として四辺に響き、自ら凄惨の気に打たるる許りである」