駒彦 (半ダース宣伝使)
出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
この項目では、半ダース宣伝使の一員の駒彦について説明しています。その他の駒彦については「駒彦 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
駒彦(こまひこ)は、霊界物語に登場する人物。ウラル教の半ダース宣伝使の一員だったが、改心して三五教の宣伝使となる。第13巻以降に登場する。第41~42巻では「ハルマン」という名で登場する。
半ダース宣伝使全般に関することは「半ダース宣伝使」を見よ。本項では駒彦に関することを中心に記す。
概要
- 初出:「駒彦」の名の初出は第13巻第4章「夢の幕」#。ただし第13巻第2章「波斯の海」#から半ダース宣伝使が登場しているので、名前は記されていないが、この章からすでに駒彦は登場しているはず。「ハルマン」の名の初出は第41巻第9章「蓮の川辺」#。
- 主に第13~15巻(駒彦)、第41~42巻(ハルマン)に登場する。(第19~33巻に登場する駒彦は別人である→「駒彦 (曖昧さ回避)」)
- 第13~14巻では「駒公」とも呼ばれている。(ただし「駒公」という人物は他にもいる→「駒公」)
- 「ハルマン」の特徴は、武術の達人、腕力が強い、大男。[1] [2]
- 駒彦は三五教の宣伝使であるが、言依別命の命により、3年前にコーカス山の聖場を出て、イルナの国に入った。正体を隠して右守カールチンの館の下僕として働き、バラモン教の信者を三五教へと導いていた。[3]
主なエピソード
第13~15巻で駒彦が単独で行動することはない。半ダース宣伝使全般のエピソードは「半ダース宣伝使#主なエピソード」を見よ。
ここでは第41~42巻の、駒彦が「ハルマン」と名乗ってイルナの国で活躍するエピソードのみを記す。
- テルマン国の毘舎シャールと無理に結婚させられたヤスダラ姫(イルナの国のセーラン王の許嫁)は館の中に幽閉されてしまったが、館に仕えるリーダーの助けで脱出し、イルナの国へ逃げ帰る途中、二人の前にハルマンが率いる数十人の男たちが現れた。ハルマンはイルナの国の武術の達人で、右守カールチン(ヤスダラ姫をテルマン国に追放した悪党)の命令で二人を捕まえるために待ち伏せしていたのだった。そこへ三五教の宣伝歌(天の目一つの神が歌う)が聞こえて来て、その歌に打たれてハルマンたちは逃げ去った。〔第41巻第9章「蓮の川辺」#〕
- 白狐に騙されて入那川に落ちてしまった右守カールチンを、ハルマンが発見し、川から救い出す。〔第42巻第11章「河底の怪」#〕
- (第42巻第18章「酊苑」#で、井戸に落ちたカールチンをハルマンが救い上げるが、このハルマンは白狐(旭、月日、高倉明神)による幻覚)
- カールチンが改心した後、黄金姫・清照姫・ヤスダラ姫と共にハルマンは、ハルナ城に向かって進むこととなった。〔第42巻第20章「入那立」#〕
- イルナの国を旅立つ際にハルマンは、自分は三五教の宣伝使・駒彦で、言依別命の命でイルナの国に潜入していたと、正体を明かす。〔第42巻第22章「別離の歌」#〕