食国

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

食国(おすくに)とは、「天皇のお治めになる国」〔広辞苑〕という意味の普通名詞。

「食す(おす)」は「貴人の「食う」「飲む」「着る」などの尊敬語」という意味の他に、「天皇などの「治める」意の尊敬語。統治なされる。しろしめす」〔広辞苑〕という意味を持つ。

霊界物語では次のような用例があるが、「天皇が治める国」ということではなく、「神が治める国」という意味で使われている。

【用例】

  • 第13巻第1章#:「また月夜見の大神は 夜の食国を守りませ」
  • 第77巻第3章#:「ここに天中比古の神は国津神狭野彦を譲り受け(略)遂に狭野の食国を生み出で給ひ、永久に鎮まり給ひける」
  • 第78巻第20章#:「葦原比女神の守らす食国を 明日は立たなむ神のまにまに」
  • 第79巻第9章#:「今日よりは弟姫神と親しみて 海の食国護らせ給へ」
  • 第81巻第10章#:「吾王の失ひ給ひし食国を 生かし給ひし君は神なり」