霊界物語第47巻の諸本相違点
出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
霊界物語第47巻の諸本相違点について記す。
霊界物語の諸本相違点とは、霊界物語刊本の諸本(初版、校定版、愛善世界社版など)の本文の相違点のことである。
- 諸本すべてをチェックしたわけではない。飯塚弘明が霊界物語ネットのデータ作成の過程において気がついた相違点をピックアップしたものである。霊界物語ネットは愛善世界社版を底本にしており、主に愛善世界社版と八幡書店版との相違点をピックアップしてある。全ての相違点ではなく、あくまでも気がついた点だけである。
- 八幡書店版の本文は校定版とほぼ同じである。また、王仁DBのデータは霊界物語ネットと同じである。
- 各諸本を次のように略す。 初…戦前の初版 再…戦前の再版(第二版のこと) 三…戦前の三版(四版以降も同様に略す) 御…聖師御校正本 普…普及版 校…校定版 修…修補版 八…八幡書店版(八幡版) 愛…愛善世界社版(愛世版) R…霊界物語ネット
- 最も基準にすべき原典は御校正本であり、それと他の諸本を比較すべきである。また、八幡版の底本は校定版である。しかし霊界物語ネットのデータ作成の段階では御校正本や校定版が入手できなかったため、やむを得ず、八幡版や愛世版を基準にして、御校正本や校定版を比較しているかのような書き方をしている場合もある。
- 天祥地瑞は最初から校正された状態で発刊されているため、御校正本というものは存在しない。戦前発行された初版と、戦後発行された版(再版以降)との比較になる。
- ストーリー上の矛盾や、意味の変更を伴うような重大な相違点については 【重大】 という表示を付けた。
- 「再」は「再版」の略で、第二版のことである。
八 |
p477下 |
馬も何もうつちやつて、命カラガラ遁走した
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愛 |
p19 |
馬も何も打(う)ちやつて命カラガラ遁走した
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R |
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愛世版と同じ
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八 |
p488下 |
『差別愛とは偏狭な変愛のやうなものだ。 (誤字)
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愛 |
p49 |
『差別愛とは偏狭な恋愛の様なものだ。
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R |
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愛世版と同じ
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再 |
p57(第3章) |
有難い消息が秘められてあるのだ。(略)信仰によつて
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校 |
p51 |
再版と同じ
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八 |
p489上 |
再版と同じ
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愛 |
p49-50 |
有難い消息が秘められてあるのだ』(略)『信仰によつて
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R |
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再版と同じ(治国別の連続したセリフなのでカギ括弧が入るのはおかしい)
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八 |
p496上 |
有無をいはせず捕らへて、陣中へ
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愛 |
p68 |
有無を云はせず、ひつ捕らへて陣中へ
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R |
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愛世版と同じ
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再 |
p105(第5章) |
『さう沢山さうにエキスエキスと
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校 |
p91 |
再版と同じ
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八 |
p503上 |
『さう沢山にエキスエキスと
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愛 |
p87 |
再版と同じ
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R |
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再版と同じ
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八 |
p505下 |
女は実に、エターナルのアイドルだといはなければならぬぢやないか』
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愛 |
p93 |
女は実にエタアナルのアイドルだと云はなければならぬぢやないか』
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R |
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愛世版と同じ
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再 |
p115(第6章) |
議場や慈善愛国の念や
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校 |
p99 |
議場や慈善愛国の会や
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八 |
p506上 |
校定版と同じ
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愛 |
p95 |
再版と同じ
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R |
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再版と同じ(「念」は「会」の誤字ぽいが、「念」でも意味が通らないわけではないので「念」のままにしておく)
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再 |
p140(第7章) |
不承無精にカンカンの上へ身を載せた。
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校 |
p121 |
不承不承に看貫(かんかん)の上へ身を載せた。
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八 |
p514上 |
校定版と同じ
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愛 |
p117 |
再版と同じ
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R |
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再版と同じ
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八 |
p517下 |
一文半銭も出す気遣ひはない……が……
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愛 |
p125 |
一文生中も出す気遣はない……が……
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R |
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愛世版と同じ
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八 |
p518下 |
かくのごとく、おのれの良からむ事を願ふ
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愛 |
p128 |
斯の如く己のみ良からむ事を願ふ
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R |
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愛世版と同じ
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八 |
p521上 |
その下にあるものは、心ず根底の国へ相応するものである。 (誤字)
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愛 |
p133 |
其下にあるものは必ず根底の国へ相応するものである。
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R |
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愛世版と同じ
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八 |
p522上 |
神の御子たる本文を尽し、 (誤字)
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愛 |
p136 |
神の御子たる本分を尽し、
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R |
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愛世版と同じ
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八 |
p529上 |
いづれもみな瑞の御霊神素盞嗚命様の御神格が
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愛 |
p153 |
何れも皆瑞の御霊神素盞嗚尊様の御神格が
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R |
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愛世版と同じ
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八 |
p556下 |
痩衰へた体は元に如く肥太り、 (誤字)
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愛 |
p225 |
痩衰へた体は元の如く肥太り、
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R |
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愛世版と同じ
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八 |
p566下 |
一方の手のみが働いてをるやうにみえます。その実は
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愛 |
p252 |
一方の手のみが働いてゐるやうに見えますが、其実は
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R |
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愛世版と同じ
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八 |
p566下 |
凡てを忘れて、安々と眼りにつくごとく、 (誤字)
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愛 |
p253 |
凡てを忘れて、安々と眠りにつく如く、
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R |
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愛世版と同じ
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再 |
p319(第18章) |
上下和合の真相は到底天国でなくては実見(じつけん)することは出来ますまい。
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校 |
p272 |
再版と同じ
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八 |
p569下 |
上下和合の真相は、たうてい天国でなくては実現することは出来ますまい。
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愛 |
p260 |
再版と同じ
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R |
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再版と同じ
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八 |
p574上 |
宣伝使を歌ひながら、五三公の案内につれて、 (誤字)
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愛 |
p272 |
宣伝歌を歌ひながら、五三公の案内につれて、
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R |
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愛世版と同じ
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