神国兄の国

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

神国兄の国(なせのくに)は、霊界物語に登場する国。

第8巻第43章言霊解五#に1回だけ出る。

伊弉冊命宣りたまはく愛くしき我(あが)那勢命(なせのみこと)如此為(かくなし)たまはば汝の国の人草、一日に千頭絞り殺さむとまをしたまひき』

 黄泉大神(注・伊弉冊命のこと)の宣言には、我々の愛慕して止まない、神国兄の国の神宣示(みこと)を以て、斯の如く黄泉国の宗教学説を排斥さるるならば、此方にも一つ考へがある。汝の国の人民の、上に立つて居る所の頭役人どもを黄泉軍の術策を以て、一日に千人即ち只一挙にして、上の方の役人どもを馘つて了つてやる、即ち免職をさせて見せようと云ふ事である。

「なせ(汝兄)」とは、「女から男を親しんで呼ぶ称」〔広辞苑〕で、ここで言う「なせの国」とはイザナミの夫であるイザナギの国であり、霊主体従国のことであって、端的に言うと日本のことである。