珍山峠

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

珍山峠(うづやまとうげ)は、

(1) 霊界物語に登場する峠。高砂島(南米)にある。

(2) 霊界物語第8巻第30章の章題。

本項では(1)について解説する。


珍山峠は「珍の峠」「宇都山峠」とも書かれる[1]

「珍山峠」の初出:第8巻第30章珍山峠#

「宇都山峠」の初出:第10巻第9章尻藍#

「珍山峠」(珍の峠)は2つ、「宇都山峠」も2つ、計4つある。(ただしこの4つが同一の峠の可能性もある)

  1. 巴留の国(ブラジル)とウヅの国(アルゼンチン)の国境にある珍山峠(珍の峠)[2]
  2. ヒルの国(ペルー)と巴留の国(ブラジル)の国境にある珍山峠[3]
  3. ヒルの国(ペルー)とカルの国(コロンビア)の国境にある宇都山峠[4]
  4. テルの国(チリ)とウヅの国(アルゼンチン)の国境にある宇都山峠[5]

なお、丹波の国にある宇都山は、南米の珍山峠(宇都山峠)とは関係がない。

脚注

  1. 「ウヅの国」も、「珍の国」と「宇都の国」という表記が併用されている。
  2. 第8巻第30章珍山峠#:「夜を日に踵いで四人の宣伝使は、漸くにして巴留と珍との国境、珍の峠の山麓に着いた」
  3. 第8巻第31章谷間の温泉#:正鹿山津見のセリフ「私は秘露の都で、日の出神様や貴方らと袂を分ち、それより巴留の国を宣伝せむと、この珍山峠を越え、鷹取別の城下(注・巴留の都)に宣伝歌を歌つて参りました」
  4. 第10巻第9章尻藍#に1回だけ出て来る。「…淤縢山津見は、朝日も智利や秘露の国、宇都山峠を踏み越えて、歩みもカルの国境、御稜威も著く高照の山を下りて…」
  5. 第30巻第1章主従二人#に1回だけ出て来る。ただしこの宇都山峠は、テル山峠と同一の可能性がある。「波のまにまにテルの国 ハラの港に上陸し 宇都山峠を乗越えて 桃上彦の旧跡地 都を指して進み行く(略)末子姫は捨子姫と共に漸くハラの港に安着し、足を早めて珍の国に進まむと、テルとウヅとの国境、テル山峠の麓にさしかかつた。」