木常姫

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

木常姫(こつねひめ)は、霊界物語に登場する人物。竹熊一派の悪神(→「竹熊」)。死後再生して高虎姫となる(→「国照姫 (高虎姫)」)。

概要

主なエピソード

  • 第1巻第25章武蔵彦一派の悪計#竹熊と木常姫は武蔵彦一派の大将として、黄金橋の占領破壊に全力を尽くす。
  • 第1巻第27章竜宮城の死守#:竹熊は竜宮城を内部から瓦解させて竜宮城の権力を得るため、厳の御魂国祖国常立尊)の系統である木常姫を猿飛彦から奪い取ろうとした。そのため自分の妻・菊姫にわざと汚点をつけて離縁する。また木常姫は猿飛彦の性格に嫌悪しており、表面温良で多くの者から信任されている竹熊と夫婦となり、竜宮城の権力を得ようとした。二人は猿飛彦や菊姫の乱倫悪行を捏造して厳の御魂に進言した。厳の御魂は止むを得ないとして二人の結婚を認めた。
  • 第1巻第50章死海の出現#:竹熊・木常姫の魔軍は、大八洲彦命との戦いに敗れ、死海に落ちて滅亡した。木常姫は死海の周囲の禿山に落ちて死んだ。

死んだ竹熊・木常姫は再生して棒振彦・高虎姫となり、美山彦・国照姫の名を偽称して、神界を撹乱するため活動する。 →「国照姫 (高虎姫)」を見よ

第8巻以降で、「木常姫」を名乗る神霊が誰かに懸かる場面が何度かある。

  • 第8巻第16章霊縛#蚊々虎に木常姫の再来である国照姫が懸かる。(蚊々虎のセリフ)「キヽ鬼城山に立籠り、美山彦と共に常世姫の命の命令を奉じ、地の高天原を占領せむと、昼夜苦労を致した木常姫の再来、国照姫であるぞよ」
  • 第14巻第13章山上幽斎#小鹿峠二十三坂で、弥次彦に木常姫が懸かる。(勝彦のセリフ)「弥次彦には、悪逆無道の木常姫と云ふ奴が、タツタ今油断を見すまして、くつつきよつたのだ。そこで私が鎮魂の力を以て木常姫の悪霊を縛つたのだ」
    • 第14巻第14章一途川#一途川の婆(三途川の婆の妹)が、自分は木常姫の生まれ変わりだと言っている。(婆のセリフ)「俺は善の仮面を被つてヱルサレムの宮に、出入をして居つた常世姫命の一の家来の、木常姫の生れ替りだぞ」「(注・弥次彦に対して)小鹿峠の二十三峠の上で、この婆が貴様を苦しめた事を覚えて居るだらう(注・第13章「山上幽斎」のエピソード)」
  • 第23巻第15章婆と婆#高姫に木常姫が懸かる。「私は金毛九尾の狐の乾児、昔エルサレムの宮で、大八洲彦命以下の神々を苦めた木常姫の霊で御座います。其木常姫の分霊が疑つて貴女の肉体が形作られ、此世に生れて来たのだ」

脚注