弥次彦・与太彦
出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
弥次彦(やじひこ)と与太彦(よたひこ)は、霊界物語の登場人物。主に第13~14巻に登場する。第15巻以降は安彦(やすひこ)、国彦(くにひこ)と改名して活動する。
概要
弥次彦・与太彦時代の主なエピソード
第13章第17~23章
- 弥次彦・与太彦の2人はコーカス山に参拝に行く旅の途中、醜の窟の中で半ダース宣伝使と出会う。
- 田子の町にお竹の家があった。お竹は10年ほど前に弥次彦の家で奉公していた女である。2人はお竹の家に泊まらせてもらう。
- お竹の母に小便入りの茶を出された2人は、お竹の父母と喧嘩を始め、見物人が集まって大騒ぎになる。そこへ半ダース宣伝使が現れて、騒動は鎮定された。
- 半ダース宣伝使と弥次彦・与太彦の8人はコーカス山へ向かう。
第13巻24章、第14巻第1~2章
- 一行8人はコーカス山へ向かう途中、猿山峠の麓の林の中で野宿をするが、ふと目を覚ますと音彦・弥次彦・与太彦の3人しかおらず、5人の宣伝使の姿は消えてしまった。3人はウラル教の捕手数百人に追い駆けられ、小鹿峠から谷間を目がけて飛び込んだ。〔第13巻第24章「大活躍」#〕
- 音彦・弥次彦・与太彦の3人は中有界を旅する。三途の川で脱衣婆とおかしな問答をしていると、ウラル教の大目付・源五郎が現れた。源五郎は小鹿峠で馬から落ちて死んだのだった。〔第14巻第1章「三途川」#〕
- 一行4人は脱衣婆と別れて、原野を進んで行くと、土中から巨大な銅木像が現れた。源五郎は銅木像の中に入って操縦してどこかへ行ってしまう。気がつくと3人は小鹿峠の川べりで気絶しており、日の出別一行(日の出別、半ダース宣伝使の音彦以外の5人、六公)によって救われたのだった。〔第14巻第2章「銅木像」#〕
第14巻第4~9章
- 日の出別と半ダース宣伝使は空を飛んでコーカス山に先に行ってしまう。弥次彦・与太彦・六公の3人が残された。〔第14巻第4章「馬詈」#〕
- 3人は馬に跨がり、小鹿峠の急坂を登って行く。山岳が崩れるばかりの怪音が聞こえて来た。驚いて目を覚ますと、3人は小鹿峠の道端で居眠りをしていたのであった。〔第14巻第5章「風馬牛」#〕
- 3人は小鹿峠を登って行く。岩窟の中から、ウラル教によって囚われていた三五教の宣伝使・勝公(勝彦)を救い出す。〔第14巻第6章「楽隠居」#〕
- 急坂を登って行くと、突然突風が吹いて、弥次彦と勝彦の2人は谷間に吹き飛ばされてしまった。与太彦と六公は慌てて2人を探しに行く。〔第14巻第7章「難風」#〕
- 弥次彦・勝彦は中有界を訪れ、脱衣婆とおかしな問答を交わす。〔第14巻第8章「泥の川」#〕
- 谷川で大木の上に引っ掛かって気絶していた弥次彦・勝彦は、与太郎・六公に発見され、救われた。〔第14巻第9章「空中滑走」#〕
第14巻第10~16章
- 弥次彦・与太彦・勝彦・六公の4人は、再び小鹿峠の坂道を進み出す。休息のため松屋という飲食店に入ると、そこの下女・お竹(田子の町のお竹とは別人)は、六公の別れた妻だった。4人は小山村のお竹の実家に泊まる。六公は酒や博奕に明け暮れる極道亭主で、お竹は実家に逃げ帰り、松屋で働いていたのだった。お竹はそれ以前にも離婚歴があり、六公で二度目の結婚となる。三五教には「夫婦は二世」という教えがあるため、もう結婚は出来ないことになる。悲歎に暮れている婆(お竹の母)に勝彦は、六公は今は改心しているのでお竹と復縁すればいいと提案する。コーカス詣りから帰って来たら婚礼を挙げることになる。〔第14巻第10章「牡丹餅」#~第12章「復縁談」#〕
- 一行4人(弥次彦・与太彦・勝彦・六公)はコーカス山に向かって進む。小鹿峠の二十三坂の上で、勝彦は弥次彦・与太彦にせがまれて3人に幽斎を行う。すると邪神に憑かれて3人は発動してしまう。そこへ空から日の出別が馬に乗って現れ助けてくれた。4人は幽斎を反省し、再び小鹿峠を進む。二十五番峠の上に辿り着くと、暴風が吹いて4人は谷間に吹き飛ばされてしまった。〔第14巻第13章「山上幽斎」#〕
- 一行4人は中有界を彷徨う。一途川の婆に襲われるが、目を覚ますと二十五峠の麓の谷底にいた。〔第14巻第14章「一途川」#~第15章「丸木橋」#〕
- 4人はコーカス山を参拝し、小山村に帰って来た。六公とお竹は婚礼の式を挙げた。〔第14巻第16章「返り咲」#〕
安彦・国彦時代の主なエピソード
第15巻
- 弥次彦・与太彦・勝彦はそれぞれ安彦・国彦・道彦と改名した。太玉命の従者となり顕恩郷に向かう。途中、エデン河で濁流に呑まれて流されてしまった。〔第15巻第1章「破羅門」#~第2章「途上の変」#〕
- 安彦・国彦・道彦・田加彦・百舌彦の5人は中有界の一途の川のほとりにやって来た。2人の婆と問答する。フト気がつくと北野山の山中の谷川の砂の上にいた。妙音菩薩が5人をエデン河から救い、運んで来たのだった。〔第15巻第5章「五天狗」#〕
- 一行5人はウラナイ教の本部に入り込み、包丁を持った高姫・黒姫に追い駆けられ、逃げ出した。〔第15巻第6章「北山川」#~第9章「薯蕷汁」#〕