山口の宮

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

山口の宮(やまぐちのみや)は、霊界物語に登場する宮。津の国大谷山にある。

概要

主なエピソード

竜国別は大谷山で一夜明かそうとすると、傍らに小さい古い祠があることに気づき、その社の床下に横たわる。すると6人の男が一人の女(お作)を連れて来て、アルプス教カーリンスの女房になれと無理強いをするが、女は断固拒否する。竜国別は祠の後ろから、大自在天だ、と雷の如く怒鳴りつけると、6人は逃げ散った。〔第21巻第12章奇の女#

お作竜国別に、お宮に三週間詣でると本当の夫に会えると神夢で見た、その日が今日だから、竜国別が自分の夫だ、と言う。竜国別は、高春山の悪魔退治の途上だから結婚は出来ないと断るが、お作は弁を尽くして竜国別に迫った。約束だけなら、と言いかけると、頭上から「馬鹿」と怒鳴りつける声が聞こえた。竜国別は前言を取り消すが、お作はなおも迫り、竜国別の手を握る。観念してお作の手を握り返そうとすると、突然お作はその場に突き倒し、曲津退治の途上でいかなる誘惑があろうと決心を翻すとは何事かと叱りつける。轟く雷鳴に目を醒ますと、それは夢だった。竜国別は社前に額ずいて、夢の教訓に感謝した。〔第21巻第13章夢の女#

脚注

  1. 第21巻第12章奇の女#:(竜国別のセリフ)「山口の神様が祭つてあるのだらう」