大島別

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

大島別(おおしまわけ)は、霊界物語に登場する人物。南高山の守神。八島姫の父。

 →第3巻第8章従神司の殊勲#に登場する大嶋別大足彦の部将)は「大嶋別」を見よ[1]

概要

関係の深い人物

主なエピソード

第3巻

大島別の娘・八島姫の額に巴型の斑点が現れた。この斑点が現れた者は荒河明神に生贄として捧げねばならない。大島別夫妻は身代わりを立てようと、巴型の斑点がある者を部下に探させた。南高山の谷間で倒れている男を部下が発見する。その男・大道別の額に巴型の斑点があった。大道別は八島姫の身代わりとして生贄になるが、逆に荒河明神を退治してしまった。大島別夫妻は道彦(大道別から改名)をとても信任し、八島姫と結婚させて自分の後継者にしようとする。しかし道彦は痴呆・聾唖(のフリをしている)となって南高山を出て行った。道彦に恋慕する八島姫もその後を追って出て行った。〔第3巻第33章巴形の斑紋#第35章宝の埋換#

第4巻

常世会議に出席した大島別は、二日目に登壇する。常世姫の侍女となっている八島姫(神命によって邪神の陰謀を暴くため常世城に潜入していた)を、偽者だと疑うが、額に巴型の斑点があったので本物だと判明した。すると他にも二人、計三人の八島姫が現れ、また常世姫も二人、春日姫モスコーの八王神・道貫彦の長女)も二人現れ、互いに自分が本物だと言い張って、七人は取っ組み合いのケンカとなり、会議は大混乱に陥った。〔第4巻第7章涼風凄風#第4巻第10章雲の天井#〕 →詳細は「常世会議」を見よ

会議の四日目に八王大神常世彦が急病で倒れ、会議は一時停会となる。大島別は従臣の玉純彦を伴い、常世彦の見舞いに行く。するとそこで春日姫と八島姫が応接していた。常世彦に化けた道彦が現れ、常世会議の秘密と計画を打ち明ける。〔第4巻第24章思ひ奇や その二#

第5巻

顕恩郷で、大島別の立ち会い、玉純彦八島姫が結婚した。〔第5巻第7章三拍子#

木花姫命によって天教山に集められた言触神(後の宣伝使)の中に「大島別」もおり、「太田神」という別名で宣伝使として活動している。〔第5巻第18章宣伝使#〕 →ただし本項の大島別とは別人の可能性もある。詳細は「太田神」を見よ

大洪水が近づいて来た。宣伝使の神澄彦南高山を訪れた。大島別には、荒河の宮の邪神が憑依していたが、神澄彦の宣伝歌に怖れて体から脱け出すと同時に、老衰の大島別は帰幽した。〔第5巻第42章神玉両純#

似た名前の人物

脚注

  1. 「嶋」は「島」の異体字であり、旧字体と新字体という関係ではない。戦前の版でも「大別」「大別」になっているので、「嶋」「島」の文字を使い分けているのだと思われる。
  2. 第3巻第33章巴形の斑紋#:「南高山の守神大島別は」
  3. 第4巻第7章涼風凄風#:「南高山の八王大島別は」
  4. 第4巻第34章紫陽花#:「南高山の城主大島別の娘八島姫は」