三界
出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
三界(さんかい、さんがい)とは、
(1) 神界(天界)・幽界(地獄界)・現界の三つの世界のこと。つまり宇宙全体。「三千世界」と同じ。王仁三郎の文献においては、たいていの場合この意味で使われている。【用例】「今回は現、神、幽の三界的使命を帯び」〔第1巻第6章「八衢の光景」#〕
(2) 霊界の三つの世界、つまり天界・精霊界(中有界)・地獄界のこと。【用例】「宇宙には天界、精霊界、地獄界の三界あることは屡々述べた所である」〔第50巻第1章「至善至悪」#〕
(3) 過去・現在・未来の三つの世界のこと。【用例】「過現未三界を通じて大生命を保ち」〔第40巻緒言#〕
(4) 「(接尾語的に)場所の名に添えて遠く離れている意を表す」〔広辞苑〕。「○○くんだり」と同じ意。【用例】「南洋三界まで玉を探しに参り」〔第24巻第7章「メラの滝」#〕
三界とはもともと仏教用語である。「一切衆生(しゅじょう)の生死輪廻する3種の世界、すなわち欲界・色界(しきかい)・無色界。衆生が活動する全世界を指す」〔広辞苑〕