スッポンの湖
出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
概要
三つの島
スッポンの湖には、松の島(松島)、竹の島(竹島)、梅の島という三つの浮島がある。時々刻々と位置を変じ、浮き草のように漂える奇妙な島である。[5]
主なエピソード
虎公、お愛、三公、孫公の一行4人は、スッポンの湖の大蛇を言向け和しに向かう。〔第35巻第9章「分担」#〕
4人がスッポンの湖の南岸に辿り着くと、すっかり夜になっていた。湖はブクブクと泡立ち、波の柱があちこちに立ち、湖中から火の玉が無数に現れる。孫公は震え声で宣伝歌を歌うが、恐ろしい唸り声が聞こえ出し、烈風が吹き大地が震動する。次に三公が歌うが、湖はますます荒れ狂った。〔第35巻第14章「空気焔」#〕
お愛が大蛇を神の道に諭す歌を歌うと、烈風は勢いを減じる。虎公が悔悟を促す歌を歌うと、湖面の怪物は姿形を変えて無数に浮かび上がり、その臭気に4人は弱り果てる。やがて夜が明けると怪物は消え失せた。4人は湖水で禊をし、天津祝詞を奏上する。そこへ玉治別が現れた。実は玉治別は、昨夜の言霊戦を、森林から見守っていたのである。5人で大蛇を言向け和すため言霊戦を開始する。〔第35巻第15章「救の玉」#〕
湖に浮かぶ三つの浮島(松の島、竹の島、梅の島)は、実は三頭の大蛇の化身だった。玉治別一行が一日一夜祈願をこらすと、湖水は二つに分かれて、三頭の大蛇は美しい女神の姿となり、天上に昇って行った。〔第35巻第16章「浮島の花」#〕