葵の沼

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

葵の沼(あおいのぬま)は、霊界物語に登場する沼。フサの国にある[1]

概要

  • 旧仮名遣い:あふひのぬま
  • 表記ゆれ:葵沼
  • 初出:第40巻第18章沼の月#
  • 第40巻第17章天幽窟#に出る沼は、「葵の沼」とは明記されていないが、文脈上「葵の沼」である。
  • 浅く、かなり広く、水が清い沼。[2] [3]

主なエピソード

  • 玉山峠を下って来た照国別一行4人(他は照公梅公春公)と、彼らに命を救われたバラモン兵10人(レーブカルスガルチルキルセル等)は荒野ケ原を進んで行くと、葵の沼に行き当たった。日が暮れたのでここで一夜を明かすことにする。寝静まるとスガル、チルはソッと起きて照国別ら4人とレーブ、カルの計6人を縄で縛ってしまう。しかし照国別はそれを見抜いており、逆にレーブに命じてスガル、チルら8人をこっそり縛っておいた。縄をほどいてやると、8人は沼の中を逃げて行った。〔第40巻第17章天幽窟#
  • 黄金姫清照姫の2人は、葵の沼の畔で横になる。するとそこへ照国別の元から逃げて来た8人が沼の中から走って来る。2人を捕まえようと話をしているのを聞いて、2人は8人の前に現れると、8人を沼に投げ込んでしまう。8人は沼の中を北へ向かって逃げて行く。そしてまた照国別らの元に来てしまう。カルとレーブは8人を沼に投げ込むと、8人は沼の中を南へ逃げて行く。照国別一行6人は、沼の向こう岸で黄金姫と清照姫が休んでいるのではないかと考え、沼の中を歩いて行く。〔第40巻第18章沼の月#
  • 葵の沼の南岸にいる黄金姫、清照姫の前に、またもや8人がやって来た。2人を見ると驚いて、今度は岸に上がらず東の方へ逃げて行く。すると今度は照国別一行6人が現れた。黄金姫、清照姫はレーブ、カルを伴うことになる。照国別は「デカタン高原へ出て、イドムの国からヤスの都へ渡り、霊鷲山に立ち寄ってから、ハルナの都へ向かう」と伝げる。黄金姫は「フサの国を横断してタルの港へ出て海上をハルナの都に進む」と告げる。ここで照国別一行4人は東へ、黄金姫一行4人は西へと別れて進んで行く。〔第40巻第19章月会#

この後、黄金姫一行は次の章に登場し、舞台は「イルナの森」となる。[4]

また照国別一行は第66巻に登場し、舞台は「タライの村」となる。[5]

脚注