真澄姫
真澄姫(ますみひめ)は、霊界物語に登場する人物。
高照姫命が天使長の時代の天使の一人[1]。金勝要神の幸魂[2]。竜宮島(豪州)とその胞衣である四国の国魂神[3] [4]。
概要
主なエピソード
真澄姫が舞台に登場して活躍するのは第1巻から第6巻までである。それ以降は、竜宮島が舞台となる巻に、国魂神として名前が出るだけである(主に第7巻、第25巻)。
- 天使長・大八洲彦命の失脚後、天上から降った高照姫命が天使長に任命され、真澄姫・言霊姫・竜世姫の3人が天使に就任した。しかし高照姫命も大八洲彦命と同じような失敗(聖地エルサレムを攻撃に来た常世彦の魔軍に対して「破軍の剣」を使ってしまったこと)を犯して失脚する。国祖の命で四天使は聖地を追放され、エデンの園に蟄居することになった。〔第3巻第44章「可賀天下」#~第45章「猿猴と渋柿」#〕
- 国祖隠退の直前、高照姫命・真澄姫・言霊姫・竜世姫の四天使は、大地の底深く地月の世界に追放された。〔第4巻第44章「虎の威」#〕
- 大洪水の後、新しい大地が造られ、真澄姫は竜宮島の国魂神となった。〔第6巻第25章「金勝要大神」#〕
- 黄泉比良坂の戦いの後、国直姫は大直日神に任じられ、高照姫、真澄姫、純世姫、竜世姫、言霊姫はその神業を分掌することとなった。〔第10巻第26章「貴の御児」#〕
似た名前の人物
脚注
- ↑ 第3巻第44章「可賀天下」#:「天上より高照姫命を降したまひて、これを地の高天原の宰相神に任じ、天使長の聖職に就かしめ、真澄姫、言霊姫、竜世姫をして天使の聖職につかしめたまひぬ」
- ↑ 第3巻第45章「猿猴と渋柿」#:「高照姫命は金勝要の神の和魂であり、 真澄姫命は幸魂であり、 言霊姫命は荒魂であり、 竜世姫命は奇魂である」
- ↑ 第6巻第25章「金勝要大神」#:「ここに天の御柱の神、国の御柱の神は、伊予の二名の島を生み、真澄姫神をして、これが国魂の神たらしめたまふ。之を愛媛といふ。一名竜宮島ともいひ、現今の濠洲大陸なり。而て我が四国は、その胞衣にぞありける」
- ↑ 第7巻第22章「竜宮の宝」#:「日の出神は飯依彦をして、竜宮島の国魂、真澄姫の御魂を宮柱太敷立て、鎮め祭らしめ」