松姫館 (小北山)
この項目では、小北山の松姫館について説明しています。その他については「松姫館 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
松姫館(まつひめやかた)は、霊界物語に登場する館。ウラナイ教の小北山の神館の、離れの館で、松姫の居館。
概要
- 表記ゆれ:松姫の館
- 初出:第45巻第7章「相生の松」#、ただし第5章「肱鉄」#から舞台として登場している。
- 三間作りで、飾りのない白木作りのこざっぱりした家。[1]
- 教祖は蠑螈別だが、実権は松姫が握っている。松姫は三五教に帰順していたが、言依別命の特命により、ウラナイ教の教理を根本的に改正するために小北山に入ったのである。[1]
- 枝振りのより松が7~8本生えている下に建っている、あまり広くなく狭くもない瀟洒な家。[2]
主なエピソード
- 松姫は魔我彦を松姫館に呼び出した。そして、いつも嫌らしいことを言ってくるが今日限り言わないでくれ、自分に対する恋をあきらめてくれ、ときっぱりと断る。魔我彦はお千代(松姫の侍女)にも馬鹿にされ、松姫館を去る。〔第5章「肱鉄」#〕
- お寅は夜中に松姫館を訪れ松姫を叩き起こし、恋敵のお民を蠑螈別から引き離して魔我彦と結婚するよう、お民を説得してくれと松姫に頼み込む。〔第45巻第19章「吹雪」#〕
- お寅は蠑螈別が帰って来ないので、松姫館に行って松彦と松姫に文句を言う。〔第46巻第8章「黒狐」#〕
- 松姫館に三五教の一行が集まり、小北山に三五の大神を鎮祭するため相談を行う。〔第46巻第14章「打合せ」#〕
- 松姫館で松姫、お千代、お菊の三人が話をしていると、家の外に高姫、妖幻坊の杢助、初、徳の四人がどやどやとやって来て、八百長芝居を始める。〔第51巻第6章「舞踏怪」#〕
- イク、サールの二人は小北山のお宮を巡拝した後、松姫館を訪れ、初稚姫にお供をしたいと申し出る。〔第52巻第8章「巡拝」#〕