海月なす漂える国
海月なす漂える国(くらげなすただよえるくに)とは、霊界物語で使われている用語で、地球大地がクラゲのようにフワフワと漂い、固まっていないことを表している。
【用例】
- [[{{#switch:5
|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第5巻 }}総説 嵐の跡]]{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z0003|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=00003|#default=0003 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「諾冊二神の自転倒嶋に降りたまひて、海月如す漂へる国を修理固成せむとして」
- [[{{#switch:6
|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第6巻 }}第29章]]{{#if:泣沢女|「泣沢女」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z29|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=029|#default=29 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「女男二柱相並び 天の瓊矛を取り持ちて 黄金の橋に立ち列び 海月の如く漂へる 大海原の渦中を こおろこおろに掻き鳴らし」
- [[{{#switch:38
|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第38巻 }}第19章]]{{#if:鞍馬山(二)|「鞍馬山(二)」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z19|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=019|#default=19 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「大神は天地開闢の太初にあたり、海月なす漂へる国土を修理固成して豊葦原の瑞穂の国を建設し」
- [[{{#switch:79
|64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第79巻 }}第1章]]{{#if:湖中の怪|「湖中の怪」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z1|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=01|#default=1 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「天未だ備はらず、地又稚くして、水母なす漂へる島々の中にも、別けて美しく地固まりし天恵の島あり」
「海月なす漂へる」とは、もともと古事記で使われている表現である。一番最初の、別天神(ことあまつかみ)の五柱が誕生する場面で使われている。
次に国稚く浮きし脂の如くして、海月なす漂へる時、葦牙(あしかび)の如く萌え騰(あが)る物によりて成れる神の名は、宇摩志阿斯訶備比古遅神。次に天之常立神。この二柱の神もまた、独神と成りまして、身を隠したまひき。
上(かみ)の件(くだり)の五柱の神は、別天つ神。{{#if:倉野憲司・校注『古事記』岩波書店、1963年、p18|