聖地エルサレム
聖地エルサレム(せいちえるされむ、ヱルサレム)は、国祖大神の宮殿がある場所で、太古の地上神界の中心地、つまり世界の首都である。「地の高天原」とも呼ばれる。
概要
- 初出:第1巻第16章「神界旅行(三)」#(「地の高天原」)、第1巻第23章「黄金の大橋」#(「エルサレムの聖地」)
- 第3巻までは「地の高天原」と呼ばれる方が圧倒的に多いが、第4巻以降は「聖地エルサレム」と呼ばれる方が圧倒的に多い。
国祖の宮殿と竜宮城
聖地エルサレムには国祖大神の雄大な宮殿がある。黄金や、瑪瑙等の七宝の珠玉で造られている。この宮は「エルサレムの宮」また「珍の宮」と呼ばれている。この宮が建っている所は蓮華台上であり、台上から見ると四方は屏風を立てような青山をめぐらし、その麓にはヨルダン河が流れている。また麓には湖水が取り囲んでおり、その湖水の中には大小無数の島があって、その島ごとに桧造りの宮が建てられている。そこに黄金の橋が架けられており、その橋の向こうに大きな黄金造りの高殿がある。それを「竜宮城」と呼ぶ。[1]
聖地エルサレムと竜宮城は黄金の橋を隔てているだけで、ほぼ同じ場所にあるが、「地の高天原と竜宮城」というように、別々のものとして扱われている。 【例】
黄金山
聖地エルサレムの傍らに黄金山(別名・橄欖山)が聳え立っている。[4]
黄金山の麓に聖地エルサレムがある、とも言える。[5]
主なエピソード
- 第1~4巻は聖地エルサレムが物語の中心的な舞台となる。エピソードは各巻のページを見よ。
- 国祖隠退後、八王大神常世彦は「地の高天原」を聖地エルサレムから、アーメニヤに遷した〔第5巻第10~13章〕。→「地の高天原」「アーメニヤ」を見よ
- 大洪水後は、「聖地エルサレム」や「地の高天原」の名は頻繁に出るが、舞台となることはほとんどない。
- 第64巻上・下はエルサレムが舞台となるが、それは太古の神代の聖地エルサレムではなく、現代のエルサレム(大正時代のパレスチナのエルサレム)である。→「エルサレム」を見よ
現実の聖地エルサレム
エルサレムと言えば現代のイスラエルの首都であるが、太古のエルサレムは現代のトルコのエルズルム(Erzurum)の場所にあった。[6]
また、綾部の大本のことでもある。
脚注
関連項目
外部リンク
- <wp>エルズルム</wp>
- <wp>エルサレム</wp>