御年村
御年村(みとせむら)は、霊界物語に登場する村である。イタリアにある。
- ローマの町外れにあり、20~30軒ばかりの小さな家が立ち並ぶ小さな村。田園地帯。[[{{#switch:6
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- 6巻43章~46章で舞台となる。(御年村の大歳神と若年神)
- 12巻22章~24章で、一つ島の深雪姫のエピソードで「御年村の虎公」こと手力男神が登場する。
御年村の大歳神と若年神
広道別(三葉彦)と雲路別(弘子彦)の2人の宣伝使は、元照別が治めるローマに向かっていた。元照別を三五教に帰順させるためである。
ローマの町外れの農村、御年村にさしかかると、田植えの真っ最中だった。すると村人の田吾作と虎公(自称・丑寅の金神)が農作業のことで口論となりケンカを始める。2人の宣伝使は田の中に入り「私が手伝いますからあなたはお休み下さい」と虎公の怒りを静める。
それからしばらくの日数、2人は村に滞在して田植えを手伝った。田植えの終了を祝する祭りに2人も招かれ三五教の教理を説く。そのため御年村は全員神の恵に浴することとなった。
祝宴で、酒豪で大男の虎公が酒に酔って、ウラル教の宣伝歌を歌い出す。それを雲路別は宣り直して三五教の宣伝歌に直し、節面白く歌う。一同はその歌を聞いて非常に喜び、みんなで立って踊り狂った。
2人の宣伝使は御年村の百姓に、大神の宣示を伝え、かつ農業の改善を教えた。それより年々、収穫が増えて豊年が続いた。村人たちは喜んで雲路別を百姓の神様と尊敬した。雲路別は農業の道を奨励し、三五教の教理を説いて、ついに「大歳神」となる。
しかし雲路別が村を去った後は不作が続く。すると女の宣伝使が現れてまじないをすると、稲は青々と生い茂り出した。この女宣伝使は「若年神」の変化である。
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