満蒙の独立と世界紅卍字会の活動
満蒙の独立と世界紅卍字会の活動(まんもうのどくりつと せかいこうまんじかいのかつどう)は、内田良平の著書。満州事変(昭和6年9月18日)の直後に発刊された本であり、前半では満蒙に独立国家を建設することを唱えている。後半では世界紅卍字会には神託による「明光帝国」(満蒙に神人合一の独立王国を建設しようという信仰と理想[1])の建設運動があり、そが満蒙独立運動と関係していることを紹介している。
この当時、紅卍字会日本総会は出口王仁三郎が会長を、内田良平は責任会長を、頭山満は顧問を務めていた[2]。
概要
題名 | 満蒙の独立と世界紅卍字会の活動 |
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著者 | 内田良平 |
発行日 | 昭和6年(1931年)12月18日 |
発行所 | 先進社 |
頁数 | 135 |
定価 | 35銭 |
OBN | 1888 |
備考 |
目次
- p001/序論 日支の共同国防と共存の基礎
- p015/第一篇 満蒙独立国家建設の提唱
- p015/第一章 独立国建設の絶対的急務
- p019/第二章 独立国建設は何故に不可避か
- p022/第三章 満蒙は国際列強侵略の絶好牽制点
- p025/第四章 売信的亡状支那と満蒙の独立
- p034/第五章 清朝の没落と満蒙の主権
- p044/第六章 中国民族闘争と独立運動
- p047/第七章 満蒙独立国建設の具体的成案
- p055/第八章 満蒙独立国の首班者は何人が適任か
- p060/第九章 満蒙問題解決の関鑰
- p063/第二篇 日支共存共栄策としての全満蒙鉄道統一計画
- p063/第一章 全満蒙統一鉄道網建設の要諦
- p066/第二章 全満蒙統一鉄道経営具体案
- p070/第三章 将来如何に満蒙鉄道を統一すべきか
- p073/第四章 満蒙統一鉄道網計画線內容
- p076/第五章 統一網完成のための既設線內容
- p079/第六章 全満蒙鉄道統一網建設費概算
- p081/第三篇 世界紅卍字会と満蒙独立運動
- p081/第一章 世界紅卍字会とは何んぞや
- p084/第二章 世界紅卍字会の理想と実際運動
- p088/第三章 世界紅卍字会の支那に於ける一大潜勢力
- p093/第四章 満蒙の精神的王国世界紅卍字会
- p103/第五章 世界紅卍字の予言と満洲事変
- p107/第六章 世界紅卍字、道院と大本教、人類愛善会の関係
- p111/第七章 世界統一国家建設と紅卍字会
- p115/第八章 世界紅卍字会日本総会
- p117/第九章 満蒙独立運動と世界紅卍字会の活動
- p120/第十章 満蒙独立運動は何処に行くか
- p122/第十一章 世界紅卍字は如何にして中国人を征服したか