霊界物語第9巻の諸本相違点

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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霊界物語第9巻の諸本相違点について記す。

霊界物語諸本相違点とは、霊界物語刊本の諸本(初版校定版愛善世界社版など)の本文の相違点のことである。

  • 諸本すべてをチェックしたわけではない。飯塚弘明霊界物語ネットのデータ作成の過程において気がついた相違点をピックアップしたものである。霊界物語ネットは愛善世界社版を底本にしており、主に愛善世界社版八幡書店版との相違点をピックアップしてある。全ての相違点ではなく、あくまでも気がついた点だけである。
  • 八幡書店版の本文は校定版とほぼ同じである。また、王仁DBのデータは霊界物語ネットと同じである。
  • 各諸本を次のように略す。 初…戦前の初版 再…戦前の再版(第二版のこと) 三…戦前の三版(四版以降も同様に略す) 御…聖師御校正本 普…普及版 校…校定版 修…修補版 八…八幡書店版(八幡版) 愛…愛善世界社版(愛世版) R…霊界物語ネット
  • 最も基準にすべき原典は御校正本であり、それと他の諸本を比較すべきである。また、八幡版の底本は校定版である。しかし霊界物語ネットのデータ作成の段階では御校正本や校定版が入手できなかったため、やむを得ず、八幡版や愛世版を基準にして、御校正本や校定版を比較しているかのような書き方をしている場合もある。
  • 天祥地瑞は最初から校正された状態で発刊されているため、御校正本というものは存在しない。戦前発行された初版と、戦後発行された版(再版以降)との比較になる。
  • ストーリー上の矛盾や、意味の変更を伴うような重大な相違点については 【重大】 という表示を付けた。
  • 「凡例」は八幡版には掲載されていない。校定版では「あとがき」として掲載されている。

p272 丹波(には)の空を眺めつつ
前付p2 丹波(には)の空を眺めつつ
p2 愛世版と同じ
愛世版と同じ
p5(第1章-394) 心の空も烏羽玉の(ここに該当の文言が無い)世は紫陽花の七変り
p2 心の空もうば玉の やみ代をたどる思いなり 世はあじさいの七かわり
p7 をたどる思ひなり
p277上 校定版と同じ
p5 を辿る思ひなり
【重大】校定版と同じ
p21(第2章-295) 『さあ早く乗らんかい、
p7下 『さあ早く乗らぬかい、
p19 『さあ早く乗らぬかい、
p281下 「丙」
p17 「甲」
【重大】「甲」
p22 『ナヽヽ、ナヽヽ何邪魔しやがるんだ、
p7下 『ナヽヽ、ナヽヽなに邪魔をするのだ、
p19 『ナヽヽ、ナヽヽなに邪魔をするのだ、
p281下 「丙」
p17 「甲」
【重大】「甲」
p29(第3章) みづの身魂ぞあはれなり
p25 みつの身魂ぞあはれなり
p283下 校定版と同じ
p23 「みづ」
「みづ」
p31 『貴様、わからぬ奴だな。
p27 「乙」
p284上 「甲」(誤字)
p24 「乙」
【重大】「乙」
p286上 帷子とはなんのことだい』
p30 帷子とは何の事だい』
愛世版と同じ
p286下 こいつの顔は炭か炭団か、まつ黒けのけ、まつ黒けのけ……。
p30 此奴の顔は炭か炭団か、まつ黒けのけ まつ黒けのけ まつ黒けのけ……。
愛世版と同じ
p62(第6章) 汚れを洗ふ清
p49 「め」
p292上 校定版と同じ
p46 「の」
「の」
p292下 あまり吾々は慢が強いからナ、
p48 あまり吾々は慢が強いからナ、
愛世版と同じ
p298上 今は正鹿山津見といふ
p63 今は正鹿山津見といふ
愛世版と同じ(ほかにもあり)
p89(第9章-402) 正鹿山津見神は、淤縢山津見、駒山彦、珍山彦三柱とともに、五月姫との結婚の式を終り、宴会の最中、
p29上 (初版と同じ。ただし一部ひらがな)
p72 正鹿山津見司は五月姫との結婚の式ををはり、淤縢山津見、駒山彦、珍山彦三柱とともに、宴会の最中、
p300上 校定版と同じ
p68 初版と同じ
【重大】校定版と同じ(初版の場合、三柱とともに結婚式をあげたように読めてしまう)
p89 正鹿山津見神は、(略)宴会の最中、桃上彦の朝な夕なに心をいためし故郷の、
p29上 (初版と同じ。ただし一部ひらがな)
p72 正鹿山津見司は、(略)宴会の最中、朝な夕なに心をいためし故郷の、
p300上 校定版と同じ
p68 初版と同じ
【重大】校定版と同じ(桃上彦が正鹿山津見神と名を変えたのだから、「桃上彦の」と書くとわけがわからなくなる)
p98(第10章-403) と、四十五声音の言霊歌を歌ふ。 (「五月姫は」云々という文言は無い)
p31下 五月姫は立つて五十音歌をうとう。(略)と四十五声音のことたま歌をうとう。
p79 五月姫は立ちて唄ふ。(略)と、四十五清音の言霊歌を歌ふ。
p302 校定版と同じ
p75 五月姫は立つて五十音歌を唄ふ。(略)と、四十五声音の言霊歌を歌ふ。
【重大】校定版と同じ(実際にはラ行を除く四十五音の歌を歌っているので、「五十音歌を」というのは問題がある)(第74巻総説に、ラ行を除く45声は「正清音」と呼び、ラ行は濁音、ガザダバ行は重音、パ行は撥音と呼ぶ)
p303上 山の上から転がしたり、珍山彦の
p77 山の上から転がしたり転がしたり、珍山彦の
愛世版と同じ
p304下 をどり浮びし淤縢山津見
p82 躍り浮びし淤縢山
愛世版と同じ(ほかにもあり)
p307上 ぬなとも母由良にとりらし
p89 ぬなとも母にとりらし
愛世版と同じ
p307上 娘と父と母(ははがみ)の
p90 娘と父と母(ははがみ)の
愛世版と同じ
p313上 意富加牟豆美の神となり
p107 加牟豆美の神となり
愛世版と同じ
p313上 清き従の御護りに
p107 清き従の御護りに
愛世版と同じ
p316下 一つや二つの山坂をえて、
p116 一つや二つの山坂をえて、
愛世版と同じ
p321上 イヽヽ嫌なことをユヽヽ云ひよつて、
p128 イヽヽ嫌な事を云ひよつて、
【重大】八幡版と同じ(ヤイユエヨになっているので)
p324上 と言ひつつ照彦はツと起ち上り、
p137 と言ひつつツと起ち上り、
【重大】八幡版と同じ
p325上 名を羽山津見と改め、(略)後には戸山津見となりたり。
p139 名を羽山津見と改め、(略)後には戸山津見となりたり。
愛世版と同じ
p207(第19章-412) シヽヽヽ知らず知らずに挙げ致した。
p65上 あげ
p163 挙げ
p330下 校定版と同じ
p157 初版と同じ
初版と同じ
p335下 の尊さに顧みて
p171 の尊さに顧みて
愛世版と同じ
p338下 四五人の荒くれ男犬を引き連れながら坂路を下り来る。一人の男は、
p178 四五人の荒くれ男犬を引き連れながら坂路を下り来りし一人の男は、
八幡版と同じ
p340上 虎、熊の二人はを速めて
p182 虎、熊の二人はを速めて
愛世版と同じ
p341下 酒を飲め酒を飲め、
p186 酒を飲め飲め、
愛世版と同じ
p341下 猿智慧の熊公の迷ごと、
p186 猿智慧の熊公の迷ごと、
愛世版と同じ
p343上 偽宣伝使のその方の慢
p190 偽宣伝使のその方の慢
愛世版と同じ
p343上 射干玉(ぬばたま)の黒い心を月日の光に照らし見て、
p190 烏羽玉(ぬばたま)の黒い心を月日の光に照らし見て、
愛世版と同じ
p356下 『貴は鷹取別の司の御家来、
p229 『貴は鷹取別の神の御家来、
愛世版と同じ
p362上 鷹取別や遠山別、中依別の三人は、
p243 鷹取別や遠山別、中依別の三柱神は、
愛世版と同じ
p364下 皇大神の御前に、海河山野の供物を献じ、
p251 皇大神の御前に山野海河の供物を献じ、
愛世版と同じ
p365上 『貴は駒山彦殿、
p252 『貴は駒山彦殿、
愛世版と同じ
p365下 あまたの軍勢引率し
p253 数多の神軍引率し
愛世版と同じ
p373下 にお目にかけたきものが沢山ござれば』
p276 にお目にかけたきものが沢山ござれば』
愛世版と同じ
p377上 『ただ今中依別、
p285 『ただ今中依別の神
愛世版と同じ
p379上 はしばらく控へさせ給へ』
p291 は暫く控へさせ給へ』
愛世版と同じ