三五

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
2019年3月29日 (金) 10:58時点におけるIHiroaki (トーク | 投稿記録)による版 (→‎その他)

三五(あなない)(旧仮名遣い:あななひ)とは、自分の手柄を上にもって行くことを意味する。霊界物語では「麻柱(あなない)」と書く場合もある。

成瀬『三五(アナナイ)といふ事はほのかに意味が分つて居りますが、直截簡明に御説示願ひ度いのですが』

出口氏『これも神様のお蔭、これも天皇陛下のお蔭、これも主人のお蔭といふ風に自分の手柄を上にもつて行く事だ。アといふ事は天だ。ナといふ事は神だ。ウは下を意味する。「あがなう」は自分が代りに賠償することで「うべなふ」(諾ふ)といふ事は承諾したといふ事である。上から下へもつて行く事である。「ウラナウ」(易う)は自分の心を調べる事である。「ウラ」といふのは心であり、「うらやすく」といふのは「心安く」といふ事で、「うら安の国」といふのは「心安い国」といふ事である」
出典:『神聖』昭和8年(1933年)2月号「出口王仁三郎氏に挙国更生を聞く(二)」(座談会)p53[1]

一般的意味

大本用語としての「三五」の語源は一般に使われる「麻柱(あなない)」だと思われる。麻柱とは「高い所に登る足がかり。あしば」〔広辞苑〕という意味で、「あななう」とは「助ける。補佐する」〔広辞苑〕という意味である。

その他の意味

「三五」は「15」を表す言葉として使われる。その場合は「さんご」と読む。

【例】

  • 「くに挙り上は五十路の老人より、下は三五の若者(十五歳の若者という意味)が、男、女の別ち無く、坊主も耶蘇も囚人も、戦争の庭に立つ時の、巡りくるまの遠からず」〔『王仁文庫 3』「いろは歌 其の一#」〕
  • 「三五の月」とは十五夜の月、つまり満月のことである。

三五が付く言葉

脚注

  1. 『大本史料集成 2』に収録されている。「出口王仁三郎氏に挙国更生を聞く(2)#