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2018年9月23日 (日) 11:50時点における版
ローマは、霊界物語に登場する都市。国祖国治立命が太白星の十二個の玉を国魂として配置[1]した「十二の山」の一つ(ただし地理的には山ではなく平地)。「羅馬」「ローマの都」とも表記される。
概要
- 初出:第2巻第16章「梟の宵企み」#
- ローマは霊主体従篇にだけ登場する。
- 白色の国魂を祭ったお宮を「白玉の宮」(別名・白波の宮)と呼ぶ。[2]
- ローマは神界経綸上もっとも大切な地域。[3]
- ローマの「国魂の神」は「花園彦」だと読める記述がある。[4]
- 大洪水後の修理固成で伊邪那岐命は、元照別を羅馬(ローマ)の国魂に、元照姫を輔佐に任じた。[5]
- ローマは日本だと大阪に相応する。[6]
主なエピソード
- 言霊別命は、常世姫一派の奸計によって稚桜姫命に疑惑を持たれたため、竜宮城を一時立ち退いて、ローマの都を拠点に宣教活動を行なうことにした。ローマの言霊別命の声望が天下に広まり、稚桜姫命は言霊別命が反逆を企てているのではと疑い、討つため神軍をローマに送る。言霊別命はローマとモスコーとボムベー山を舞台に、神軍と魔軍の両方と戦うことになった。言霊別命は心底から反逆する気はなく、諸神司を覚醒させようと思っていただけなので、稚桜姫命から使神が遣わされて来たのを機に、抵抗をやめて竜宮城に帰還した。〔第2巻第16章#~第19章#〕
ローマの戦い
第3巻第27章「不意の昇天」#~第28章「苦心惨憺」#に描かれる「ローマの戦い」[7]は、「世界の国々の分立割拠する端緒」[8]となった。また戦いの最中に、竜宮城の主宰神(宰相格の神)である国直姫命が突然天に帰ってしまっている[9]。
[概略] 大足彦は魔軍の攻撃からローマを守るため世界の八王神十二柱を集結させて戦う。しかし内部工作員の暗躍と外部からの総攻撃を受けてローマは落城寸前となる。言霊別命はローマに向かい、勢力を盛り返して魔軍を退却させた。
[詳細]
- 常世彦の魔軍がローマを占領しようと攻め寄せた。地の高天原では国直姫命らが協議の結果、大足彦にローマの救援へ向かわした。
- 大足彦は世界各地の八王神をローマに結集させる。ローマを含めて十二柱の八王神はそれぞれ八頭神に国魂の守護を一時委任して、数多の神軍を引き連れて魔軍と戦った。
- 魔軍の攻撃が小康を得たとき、八王神は各々心を弛めてしまい、互いに嫉視反目をして同志討ちを始めた。その虚に乗じて魔軍が醜女探女を放って内部瓦解を企む。
- 七王も八王も協心戮力して敵を亡ぼそうとした計画は、かえって失敗の大原因となった。その間に大国彦、常世彦の魔軍は八頭神を使嗾して八王神に対し反旗を揚げさせ、独立を計ることになる。これが世界の国々が分立割拠する端緒となる。
- ローマ城は内部の暗闘と探女の陰密的活躍に加え、外部から常世彦の魔軍の総攻撃を受け、遂に落城寸前となる。
- 言霊別命は急遽ローマに向かい、城内の諸神将を集めて統一をはかり、再び勢力を盛り返して魔軍を退却させた。
五伴緒神
第6巻第42章「途上の邂逅」#~第50章「大戸惑」#(第6巻第8篇「五伴緒神」)では、ローマの町外れの御年村とローマの都の市街地が舞台となる。
[概略] 三五教の宣伝使・広道別はローマへ行き、ウラル教を奉ずる伊太利亜の国司・元照別夫妻を帰順させた。
現実のローマ
現実のローマはイタリアの首都。
古代ローマ帝国の首都であり、市中心部にはバチカンがある。
脚注
- ↑ 第3巻第2章「八王神の守護」#
- ↑ 第3巻第27章「不意の昇天」#
- ↑ 第3巻第27章「不意の昇天」#:「ローマは神界経綸上もつとも大切なる地域なるより、神界にてもことに有力なる神人をして守護せしめられたり」
- ↑ 第2巻第16章「梟の宵企み」/a022#:「ローマの都に下りて、国魂の神花園彦の御舎に潜み」
- ↑ 第6巻第27章「神生み」#
- ↑ 新月の光0234「霊界物語の地名」
- ↑ 第3巻第38章#:「ここにローマの戦に敗れ、常世の国に送られたる言霊別命は」、第3巻第41章#:「すなわち二神司は一旦ローマの戦ひに破れて」
- ↑ 第3巻第27章「不意の昇天」/a064#
- ↑ 第3巻第27章「不意の昇天」/a075#
外部リンク
- <wp>ローマ</wp>