「霊界物語」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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* 第64巻が上・下の2冊に分かれており、他に番外編として「入蒙記」が1冊入っているため、巻数としては第81巻までしかないが、冊数は83冊あるため「81巻83冊」と呼ばれる。
* 第64巻が上・下の2冊に分かれており、他に番外編として「入蒙記」が1冊入っているため、巻数としては第81巻までしかないが、冊数は83冊あるため「81巻83冊」と呼ばれる。
* 当初は全部で120巻になる予定だった{{rm09|1|9901|附記}}。また最初は神命で360字詰め原稿用紙400枚を1巻とし、36巻を1集として48集つまり1728巻書けと命じられたが、それではあまりにも長すぎるので神様にお願いして120巻にしてもらった<ref>{{rm09|37|0001|序}}</ref>。
* 当初は全部で120巻になる予定だった{{rm09|1|9901|附記}}。また最初は神命で360字詰め原稿用紙400枚を1巻とし、36巻を1集として48集つまり1728巻書けと命じられたが、それではあまりにも長すぎるので神様にお願いして120巻にしてもらった<ref>{{rm09|37|0001|序}}</ref>。
* 12巻を1輯としてそれぞれ輯の題名が付けられており、1巻ごとに十二支の名前が与えられている。たとえば第1巻は「霊界物語 第一巻 霊主体従 子の巻」と呼ばれる。
* 王仁三郎は口述開始の時に筆録者の一人の桜井重雄に「三界通覧」という書名にしようかと言っていたが、最終的には「霊界物語」になった<ref>木庭次守・編『霊界物語大事典総索引その1』P42</ref>。
* 霊界物語の「霊界」とは「霊妙な世界」の意味であり、顕界(現界)・幽界(地獄界)・神界(天界)の三界の総称である<ref>『水鏡』所収「霊界と神霊界」</ref>。
 
== 輯 ==
霊界物語は12巻ずつ一括りになっており、「輯(しゅう)」と呼ぶ<ref>12巻ごとを「輯」と呼ぶことは霊界物語中の数ヶ所に記されている。【例】{{rm09|50|0001|序文}}:霊界物語第一巻より第十二巻までを第一'''輯'''とし改めて「霊主体従」と題し、第十三巻より第廿四巻迄を「如意宝珠」と題し、第廿五巻より第卅六巻までを第三'''輯'''とし「海洋万里」と題し、第卅七巻より第四十八巻迄を第四'''輯'''とし「舎身活躍」と題し、第五'''輯'''に当る「真善美愛」と題せる物語を」、{{rm|48|9|罪人橋}}:「此語字については霊界物語第二'''輯'''第三巻(第十五巻)第一天国と云ふ所に」</ref>。それぞれ輯の題名が付けられており、1巻ごとに十二支の名前が与えられている。たとえば第1巻は「霊界物語 第一巻 霊主体従 子の巻」と呼ばれる。


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(注)山河草木篇に番外編として「入蒙記」が入っており、64巻が上・下の2冊あるので14冊になる。
(注)山河草木篇に番外編として「入蒙記」が入っており、64巻が上・下の2冊あるので14冊になる。
* 王仁三郎は口述開始の時に筆録者の一人の桜井重雄に「三界通覧」という書名にしようかと言っていたが、最終的には「霊界物語」になった<ref>木庭次守・編『霊界物語大事典総索引その1』P42</ref>。
 
* 霊界物語の「霊界」とは「霊妙な世界」の意味であり、顕界(現界)・幽界(地獄界)・神界(天界)の三界の総称である<ref>『水鏡』所収「霊界と神霊界」</ref>
山河草木の後は「千山万水(せんざんばんすい)」という輯題になる予定で第73巻と第74巻が口述された<ref>{{rm09|71|0001|序文}}:「山河草木の続篇として、更に十二巻を'''千山万水'''と命名して口述することに致します」</ref>。しかし第67巻が『王仁蒙古入記』と題して出版され、第71巻が発禁となり2巻減ったため、73~74巻は71~72巻に改められ山河草木の中に収まった。


== 篇と章の数 ==
== 篇と章の数 ==

2019年3月15日 (金) 18:38時点における版

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霊界物語(れいかいものがたり)とは、出口王仁三郎が書いた全81巻から成る書物のこと。大本二大教典の一つ。

  • 著述は基本的に王仁三郎が口述し、30数名の筆録者が書記した。一部、王仁三郎が直接書記した部分もある。→ 筆録者
  • 大正10年(1921年)から15年にかけて72巻が、昭和8年(1933年)から9年にかけて9巻(天祥地瑞)が書かれた。
  • 第64巻が上・下の2冊に分かれており、他に番外編として「入蒙記」が1冊入っているため、巻数としては第81巻までしかないが、冊数は83冊あるため「81巻83冊」と呼ばれる。
  • 当初は全部で120巻になる予定だった第1巻附記#。また最初は神命で360字詰め原稿用紙400枚を1巻とし、36巻を1集として48集つまり1728巻書けと命じられたが、それではあまりにも長すぎるので神様にお願いして120巻にしてもらった[1]
  • 王仁三郎は口述開始の時に筆録者の一人の桜井重雄に「三界通覧」という書名にしようかと言っていたが、最終的には「霊界物語」になった[2]
  • 霊界物語の「霊界」とは「霊妙な世界」の意味であり、顕界(現界)・幽界(地獄界)・神界(天界)の三界の総称である[3]

霊界物語は12巻ずつ一括りになっており、「輯(しゅう)」と呼ぶ[4]。それぞれ輯の題名が付けられており、1巻ごとに十二支の名前が与えられている。たとえば第1巻は「霊界物語 第一巻 霊主体従 子の巻」と呼ばれる。

輯題 冊数
第1~12巻 霊主体従(れいしゅたいじゅう) 12冊
第13~24巻 如意宝珠(にょいほっしゅ) 12冊
第25~36巻 海洋万里(かいようばんり) 12冊
第37~48巻 舎身活躍(しゃしんかつやく) 12冊
第49~60巻 真善美愛(しんぜんびあい) 12冊
第61~72巻 山河草木(さんかそうもく) 14冊(注)
第73~81巻 天祥地瑞(てんしょうちずい) 9冊
合計 83冊

(注)山河草木篇に番外編として「入蒙記」が入っており、64巻が上・下の2冊あるので14冊になる。

山河草木の後は「千山万水(せんざんばんすい)」という輯題になる予定で第73巻と第74巻が口述された[5]。しかし第67巻が『王仁蒙古入記』と題して出版され、第71巻が発禁となり2巻減ったため、73~74巻は71~72巻に改められ山河草木の中に収まった。

篇と章の数

霊界物語の篇の総数は369、章の総数は2108ある。

篇の数 章の数
第1巻 5 50
第2巻 7 50
第3巻 12 50
第4巻 9 50
第5巻 7 50
第6巻 8 50
第7巻 9 50
第8巻 6 43
第9巻 5 37
第10巻 3 37
第11巻 5 29
第12巻 4 30
第13巻 5 24
第14巻 4 17
第15巻 4 23
第16巻 3 21
第17巻 3 17
第18巻 5 17
第19巻 4 17
第20巻 3 12
第21巻 4 18
第22巻 5 20
第23巻 4 18
第24巻 4 16
第25巻 5 19
第26巻 4 17
第27巻 5 18
第28巻 4 22
第29巻 4 20
第30巻 5 24
第31巻 4 25
第32巻 4 24
第33巻 4 26
第34巻 3 23
第35巻 3 24
第36巻 4 24
第37巻 4 25
第38巻 5 28
第39巻 5 19
第40巻 4 20
第41巻 4 21
第42巻 5 26
第43巻 5 18
第44巻 3 21
第45巻 4 20
第46巻 4 23
第47巻 3 21
第48巻 4 20
第49巻 4 20
第50巻 4 21
第51巻 4 21
第52巻 5 27
第53巻 4 23
第54巻 5 22
第55巻 4 22
第56巻 4 20
第57巻 3 25
第58巻 4 25
第59巻 4 25
第60巻 5 25
第61巻 5 25
第62巻 6 32
第63巻 5 22
第64巻上 5 27
第64巻下 4 22
第65巻 5 26
第66巻 4 20
第67巻 4 22
第68巻 5 21
第69巻 4 22
第70巻 3 22
第71巻 3 20
第72巻 3 22
入蒙記 5 39
第73巻 3 37
第74巻 3 26
第75巻 4 23
第76巻 3 15
第77巻 4 24
第78巻 4 25
第79巻 3 23
第80巻 3 23
第81巻 4 20
合計 369 2108

脚注

  1. 第37巻序#
  2. 木庭次守・編『霊界物語大事典総索引その1』P42
  3. 『水鏡』所収「霊界と神霊界」
  4. 12巻ごとを「輯」と呼ぶことは霊界物語中の数ヶ所に記されている。【例】第50巻序文#:霊界物語第一巻より第十二巻までを第一とし改めて「霊主体従」と題し、第十三巻より第廿四巻迄を「如意宝珠」と題し、第廿五巻より第卅六巻までを第三とし「海洋万里」と題し、第卅七巻より第四十八巻迄を第四とし「舎身活躍」と題し、第五に当る「真善美愛」と題せる物語を」、第48巻第9章罪人橋#:「此語字については霊界物語第二第三巻(第十五巻)第一天国と云ふ所に」
  5. 第71巻序文#:「山河草木の続篇として、更に十二巻を千山万水と命名して口述することに致します」