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* 初出:{{rm|51|11|乙女の遊}}(曲輪城が出現したのは第8章だが「曲輪城」という言葉が本文で使われるのは第11章が最初) | * 別名:'''高宮城'''(たかみやじょう)<ref>{{rm|51|9|鷹宮殿}}:「ここは今まで[[鶏頭城]]と申したが、今日より改めて高宮城と命名致す」</ref> | ||
* 初出:{{rm|51|9|鷹宮殿}}(高宮城)、{{rm|51|11|乙女の遊}}(曲輪城が出現したのは第8章だが「曲輪城」という言葉が本文で使われるのは第11章が最初) | |||
* 妖幻坊の杢助が、妖術(魔法)を使って現した楼閣<ref>{{rm|51|8|曲輪城}}:「妖幻坊は逸早く 失心したる高姫の 隙を伺ひ妖術を 使つて此処に楼閣を 忽ち現はす蜃気楼」</ref>。妖術を使うには「曲輪の玉」が必要であるため、曲輪の玉を使って出現させたとも言える<ref>{{rm|51|10|女異呆醜}}:「妖幻坊の曲神が 曲輪の玉を使用して 夢幻の楼閣映出し」</ref>。 | * 妖幻坊の杢助が、妖術(魔法)を使って現した楼閣<ref>{{rm|51|8|曲輪城}}:「妖幻坊は逸早く 失心したる高姫の 隙を伺ひ妖術を 使つて此処に楼閣を 忽ち現はす蜃気楼」</ref>。妖術を使うには「曲輪の玉」が必要であるため、曲輪の玉を使って出現させたとも言える<ref>{{rm|51|10|女異呆醜}}:「妖幻坊の曲神が 曲輪の玉を使用して 夢幻の楼閣映出し」</ref>。 | ||
* 城郭は東西100町、南北100町(1町=109mとすると100町は1万900m)あり、その中心に「高宮殿(たかみやでん)」がある。<ref>{{rm|51|11|乙女の遊}}</ref> | |||
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* [[妖幻坊の杢助]]は、[[高姫]]の心を繋ぎ止めておくために、[[浮木の森]]に曲輪城を出現させた。高姫はそれが[[金剛不壊の如意宝珠]]の力によってこのような広大な楼閣が出来たのだと思い、妖幻坊を本物の[[杢助]]だと固く信じている。妖幻坊は高姫の容姿を17~8才の妙齢の美人に若返らせた。高姫は若い頃の「[[高宮姫]]」という名に改名し、妖幻坊は「[[高宮彦]]」と名乗る。そして二人は、[[三五教]]や[[ウラナイ教]]の信者を一人も残らず城中へ引き込み、霊肉共に亡ぼしてしまおうと作戦を練った。高姫は城の前を通る人を中に連れ込み妄動を繰り広げる。 | * [[妖幻坊の杢助]]は、[[高姫]]の心を繋ぎ止めておくために、[[浮木の森]]に曲輪城を出現させた。高姫はそれが[[金剛不壊の如意宝珠]]の力によってこのような広大な楼閣が出来たのだと思い、妖幻坊を本物の[[杢助]]だと固く信じている。妖幻坊は高姫の容姿を17~8才の妙齢の美人に若返らせた。高姫は若い頃の「[[高宮姫]]」という名に改名し、妖幻坊は「[[高宮彦]]」と名乗る。そして二人は、[[三五教]]や[[ウラナイ教]]の信者を一人も残らず城中へ引き込み、霊肉共に亡ぼしてしまおうと作戦を練った。高姫は城の前を通る人を中に連れ込み妄動を繰り広げる。 | ||
→詳細は[[第51巻]]、[[第52巻]]を見よ | |||
* 最後に[[初稚姫]]が曲輪城に現れると、妖幻坊は[[曲輪の術]]で高姫を雲に乗せ、東南の天を指して逃げて行った。〔{{rm|52|22|空走}}〕 | * 最後に[[初稚姫]]が曲輪城に現れると、妖幻坊は[[曲輪の術]]で高姫を雲に乗せ、東南の天を指して逃げて行った。〔{{rm|52|22|空走}}〕 | ||
== 脚注 == | |||
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2020年4月5日 (日) 23:49時点における最新版
曲輪城(まがわじょう)は、
本項では城としての曲輪城について解説する。
概要
- 別名:高宮城(たかみやじょう)[1]
- 初出:第51巻第9章「鷹宮殿」#(高宮城)、第51巻第11章「乙女の遊」#(曲輪城が出現したのは第8章だが「曲輪城」という言葉が本文で使われるのは第11章が最初)
- 妖幻坊の杢助が、妖術(魔法)を使って現した楼閣[2]。妖術を使うには「曲輪の玉」が必要であるため、曲輪の玉を使って出現させたとも言える[3]。
- 城郭は東西100町、南北100町(1町=109mとすると100町は1万900m)あり、その中心に「高宮殿(たかみやでん)」がある。[4]
主なエピソード
第51巻の第8~17章、20~21章、第52巻の第20~22章で曲輪城が舞台となる。
- 妖幻坊の杢助は、高姫の心を繋ぎ止めておくために、浮木の森に曲輪城を出現させた。高姫はそれが金剛不壊の如意宝珠の力によってこのような広大な楼閣が出来たのだと思い、妖幻坊を本物の杢助だと固く信じている。妖幻坊は高姫の容姿を17~8才の妙齢の美人に若返らせた。高姫は若い頃の「高宮姫」という名に改名し、妖幻坊は「高宮彦」と名乗る。そして二人は、三五教やウラナイ教の信者を一人も残らず城中へ引き込み、霊肉共に亡ぼしてしまおうと作戦を練った。高姫は城の前を通る人を中に連れ込み妄動を繰り広げる。