「霊界物語第16巻の諸本相違点」の版間の差分
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ページの作成:「{{RmSyohonSouiten|第16巻}} * 第16巻の御校正本は、昭和7年(1932年)10月20日発行の再版(二版)を校正したものである。 * 「凡例」…」 |
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* 「凡例」は八幡版には掲載されていない。校定版には「あとがき」として掲載されており、次の文章が校定版編者のあとがきとして付け加えられている。 | * 「凡例」は八幡版には掲載されていない。校定版には「あとがき」として掲載されており、次の文章が校定版編者のあとがきとして付け加えられている。 | ||
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一、第十五巻より、従来の仮名遣ひを改め、きゆう(宮・弓)、しゆう(宗・衆)、じゆう(従・戎)、ちゆう(中・注・誅)、ぢゆう(重・住)、にゆう(乳)等は、きう、しう、じう、ちう、ぢう、にう、とすることにしました。 | 一、第十五巻より、従来の仮名遣ひを改め、きゆう(宮・弓)、しゆう(宗・衆)、じゆう(従・戎)、ちゆう(中・注・誅)、ぢゆう(重・住)、にゆう(乳)等は、きう、しう、じう、ちう、ぢう、にう、とすることにしました。<br> | ||
理由としましては、著者出口聖師が、大正十五年十一月号の〝神の国〟誌上に「筆のすさび」と題し「……(きしやにちゆういすべし)とかいた事がある。学者の多い鉄道省のことだから(きしやにちういすべし)と改めて欲しいものだ。」と書かれてゐるのによったものであります。霊界物語の口述、刊行されました大正十年代は、国語の仮名遣ひについて、相当国論の沸いた時代であり、種々の仮名遣ひがなされたと思はれますが、著者出口聖師の主張を実行さしていただくことにしました。<br> | |||
一、また、この機会に送り仮名についても検討を加へ、出来る限り「送りがなのつけ方」に従うことにしました。が、大本用語として定着してゐると思はれる(たてかへたてなほし、のりなほし、ことむけやはす)等は、立て替へ立て直しを立替へ立直し、宣り直しを宣直し、言向け和すを言向和すとすることにしました。<br> | |||
一、また、この機会に送り仮名についても検討を加へ、出来る限り「送りがなのつけ方」に従うことにしました。が、大本用語として定着してゐると思はれる(たてかへたてなほし、のりなほし、ことむけやはす)等は、立て替へ立て直しを立替へ立直し、宣り直しを宣直し、言向け和すを言向和すとすることにしました。 | 昭和四十三年三月七日 旧二月九日<br> | ||
昭和四十三年三月七日 旧二月九日 | 校定本編者<br> | ||
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|初||p116||石熊 熊鷹 '''鬼熊'''よ | |||
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|御||p108||「鬼熊」 | |||
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|校||p91||「鬼熊」 | |||
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|愛||p87||「鬼熊」 | |||
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|R|| ||「'''鬼虎'''」このエピソードでは全て「鬼虎」になっている(鬼彦、鬼虎、石熊、熊鷹の四人組)。「鬼熊」が出るのはここだけなので誤字だと判断する。(2024/08/30から) | |||
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2024年8月30日 (金) 17:38時点における最新版
{{#if:第16巻|霊界物語第16巻の諸本相違点について記す。}}
霊界物語の諸本相違点とは、霊界物語刊本の諸本(初版、校定版、愛善世界社版など)の本文の相違点のことである。
- 諸本すべてをチェックしたわけではない。飯塚弘明が霊界物語ネットのデータ作成の過程において気がついた相違点をピックアップしたものである。霊界物語ネットは愛善世界社版を底本にしており、主に愛善世界社版と八幡書店版との相違点をピックアップしてある。全ての相違点ではなく、あくまでも気がついた点だけである。
- 八幡書店版の本文は校定版とほぼ同じである。また、王仁DBのデータは霊界物語ネットと同じである。
- 各諸本を次のように略す。 初…戦前の初版 再…戦前の再版(第二版のこと) 三…戦前の三版(四版以降も同様に略す) 御…聖師御校正本 普…普及版 校…校定版 修…修補版 八…八幡書店版(八幡版) 愛…愛善世界社版(愛世版) R…霊界物語ネット
- 最も基準にすべき原典は御校正本であり、それと他の諸本を比較すべきである。また、八幡版の底本は校定版である。しかし霊界物語ネットのデータ作成の段階では御校正本や校定版が入手できなかったため、やむを得ず、八幡版や愛世版を基準にして、御校正本や校定版を比較しているかのような書き方をしている場合もある。
- 天祥地瑞は最初から校正された状態で発刊されているため、御校正本というものは存在しない。戦前発行された初版と、戦後発行された版(再版以降)との比較になる。
- ストーリー上の矛盾や、意味の変更を伴うような重大な相違点については 【重大】 という表示を付けた。
- 「凡例」は八幡版には掲載されていない。校定版には「あとがき」として掲載されており、次の文章が校定版編者のあとがきとして付け加えられている。
一、第十五巻より、従来の仮名遣ひを改め、きゆう(宮・弓)、しゆう(宗・衆)、じゆう(従・戎)、ちゆう(中・注・誅)、ぢゆう(重・住)、にゆう(乳)等は、きう、しう、じう、ちう、ぢう、にう、とすることにしました。
理由としましては、著者出口聖師が、大正十五年十一月号の〝神の国〟誌上に「筆のすさび」と題し「……(きしやにちゆういすべし)とかいた事がある。学者の多い鉄道省のことだから(きしやにちういすべし)と改めて欲しいものだ。」と書かれてゐるのによったものであります。霊界物語の口述、刊行されました大正十年代は、国語の仮名遣ひについて、相当国論の沸いた時代であり、種々の仮名遣ひがなされたと思はれますが、著者出口聖師の主張を実行さしていただくことにしました。
一、また、この機会に送り仮名についても検討を加へ、出来る限り「送りがなのつけ方」に従うことにしました。が、大本用語として定着してゐると思はれる(たてかへたてなほし、のりなほし、ことむけやはす)等は、立て替へ立て直しを立替へ立直し、宣り直しを宣直し、言向け和すを言向和すとすることにしました。
昭和四十三年三月七日 旧二月九日
校定本編者
初 | p2(序文) | 天の真名井嶽に向(むか)つて、 |
愛 | 前付p1 | 天の真名井嶽に何(むか)つて、 (誤字) |
R | 「向」 |
八 | p406上 | 乙女の中にて秀でたる |
愛 | p14 | 乙女の中にも秀でたる |
R | 愛世版と同じ |
初 | p14(第1章) | 容も貌も悦姫の 侍女を引つれ |
八 | p406下 | 容も貌も悦子姫の 侍女を引つれ |
愛 | p14 | 容も貌も悦子姫は 侍女を引つれ |
R | 「悦子姫の」 |
八 | p408上 | と又もや、 |
愛 | p20 | と又もや、石熊は、 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p408下 | 二人の娘の上にドサンと倒れ、 |
愛 | p20 | 二人の娘の上にドサンと倒れ、鬼虎は、 |
R | 愛世版と同じ |
御 | p45(第3章) | 次へ次から出て来る奴は |
校 | p40 | 次から次へ出て来る奴は |
八 | p415下 | 校定版と同じ |
愛 | p38 | 御校正本と同じ |
R | 校定版と同じ |
御 | p47(第3章) | 『阿耨多羅三藐三菩提、南無与仏有縁与仏、有縁仏法僧、縁常楽我長、朝念観世音、暮念観世音、念々従信起、念々不離心』 |
校 | p41 | 『阿耨多羅三藐三菩提、観世音、南無仏、与仏有因、与仏有縁、仏法相縁、常楽我浄、朝念観世音、暮念観世音、念々従心起、念々不離心』 |
八 | p416上 | 校定版と同じ |
愛 | p40 | 御校正本と同じ |
R | 【重大】御校正本と同じ (仏典の『十句観音経』だと思われるが、校定版の文言の方が正しい。御校正本の文言は、一部の語句が異なっている) |
八 | p416上 | 門番は不承不承に、 |
愛 | p41 | 門番は不性不性に、 |
R | 愛世版と同じ(ほかにもあり) |
八 | p417下 | ぐづぐづ致さずとトツトと這入りやがれ』 |
愛 | p44 | 愚図々々致さずとトツと這入りやがれ』 |
R | 八幡版と同じ |
八 | p423上 | 左様なことでたぢろぐやうな鬼彦と |
愛 | p59 | 左様な事でたぢつく様な鬼彦と |
R | 愛世版と同じ |
八 | p426上 | 多大(いか)にお世話になりしよ。 |
愛 | p68 | 多大(いか)いお世話になりしよ。 |
校 | p70 | 愛世版と同じ |
R | 愛世版と同じ |
八 | p429下 | 昔の聖地ヱレサレム |
愛 | p79 | 昔の聖地ヱルサレム |
R | 愛世版と同じ |
御 | p103(第6章) | 買つてやつて下さい、アハヽヽヽ』 |
校 | p87 | 買つてやつて下さい、オホヽヽヽ』 |
八 | p431下 | 校定版と同じ |
愛 | p83 | 御校正本と同じ |
R | 御校正本と同じ |
御 | p103 | 一同『ホヽヽヽヽ』 |
校 | p87 | 一同『アハヽヽヽ、ホヽヽヽヽ』 |
八 | p431下 | 校定版と同じ |
愛 | p83 | 御校正本と同じ |
R | 愛世版と同じ |
初 | p116 | 石熊 熊鷹 鬼熊よ |
御 | p108 | 「鬼熊」 |
校 | p91 | 「鬼熊」 |
愛 | p87 | 「鬼熊」 |
R | 「鬼虎」このエピソードでは全て「鬼虎」になっている(鬼彦、鬼虎、石熊、熊鷹の四人組)。「鬼熊」が出るのはここだけなので誤字だと判断する。(2024/08/30から) |
八 | p432上 | 鬼彦以下の魔人(まがみ)の身体に |
愛 | p85 | 鬼彦以下の魔神(まがみ)の身体に |
R | 愛世版と同じ(ほかにもあり) |
八 | p434上 | 今より吾々一行は旧のごとくに高手小手に縛め |
愛 | p91 | 今よりは吾々一行を旧の如くに高手小手に縛め |
校 | p95 | 愛世版と同じ |
R | 愛世版と同じ |
御 | p122(第7章) | 忽然として現はれたる鬼武彦は岩石の蓋を |
校 | p103 | 御校正本と同じ |
八 | p437上 | 忽然として現はれたる鬼雲彦は岩石の蓋を (誤字) |
愛 | p99 | 御校正本と同じ |
R | 御校正本と同じ |
八 | p439上 | 肩が凝る。サアサア衣懸松の |
愛 | p104 | 肩が凝る。エー仕方がない。サアサア衣懸松の |
R | 愛世版と同じ |
御 | p194(第13章) | 大切なる玉鍵を何者にか盗まれ |
校 | p162 | 大切なる玉鍵を何者かに盗まれ |
八 | p459上 | 校定版と同じ |
愛 | p158 | 御校正本と同じ |
R | 校定版と同じ |
御 | p194(第13章) | 大切の玉鍵が紛失致して居ります |
校 | p163 | 大切な玉鍵が紛失いたしてをります |
八 | p459上 | 校定版と同じ |
愛 | p159 | 御校正本と同じ |
R | 校定版と同じ |
御 | p202(第13章) | 秋山彦が僕を乗せ |
校 | p169 | 秋山彦の僕を乗せ |
八 | p461下 | 校定版と同じ |
愛 | p165 | 御校正本と同じ |
R | 校定版と同じ |
八 | p463下 | 俺がいつも言ふのだよ。 |
愛 | p169 | 俺は何時も言ふのだよ。 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p464下 | 一方は意気揚々、一方は意気銷沈、 |
愛 | p172 | 一方は意気揚々、一方は意気消沈、 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p467上 | 『ハイハイ、どうせろくな者ぢやありませぬワイ、 |
愛 | p179 | 『ハイハイ、どうで碌な者ぢや有りませぬワイ、 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p467上 | 平気で御託(ごーたく)を並べる様な |
愛 | p179 | 平気で業託(ごうたく)を並べる様な |
R | 愛世版と同じ |
八 | p469上 | モウかうなつては天則違反もあつたものぢやない |
愛 | p184 | モウ斯うなつては天則違反も何も有つたものじやない |
R | 愛世版と同じ |
八 | p474下 | 後の茂みより |
愛 | p198 | 後の木の茂みより |
R | 愛世版と同じ |
八 | p475上 | 暗中より女神の声、 |
愛 | p200 | 暗中より又もや女神の声、 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p490下 | 輪換吾善と思つてる奴ばつかり |
愛 | p242 | 輪変吾善と思つてる奴ばつかり |
R | 愛世版と同じ |
八 | p494上 | 故郷は穴太のすこし上小口 |
愛 | p251 | 故郷の穴太の少し上小口 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p497上 | お蔭で地理に精しい。弓と弦 |
愛 | p258 | お蔭で地理に精しい弓と弦 |
R | 八幡版と同じ(句読点がないと意味がおかしくなる) |
八 | p498上 | 『もしもしお爺まさ、 |
愛 | p261 | 『もしもしお爺さま、 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p506上 | 半殺しと皆殺しとができましから |
愛 | p282 | 半殺しと皆殺しとが出来ましたから |
R | 愛世版と同じ |
御 | p356(霊の礎) | 即ち情態である。 |
校 | p293 | 即ち状態である。 |
八 | p510 | 校定版と同じ |
愛 | p287 | 御校正本と同じ |
R | 【重大】御校正本と同じ |